絵手紙:たらい廻し
医療の盥廻し;都会で結婚して妊娠、サア親元で出産と言っても今日ではなかなか難しい。急病で救急車で運ばれても、重症な場合はなかなか病院でも拒否されて難しい。お医者さんが足りないからだ。特に前者の場合産婦人科医になりたくないという医者が多く山村僻地では問題となっている。 |
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医療の盥廻し;都会で結婚して妊娠、サア親元で出産と言っても今日ではなかなか難しい。急病で救急車で運ばれても、重症な場合はなかなか病院でも拒否されて難しい。お医者さんが足りないからだ。特に前者の場合産婦人科医になりたくないという医者が多く山村僻地では問題となっている。 |
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開設日: 2006/7/6(木)
急患が来たからといって、いきなり高速で手術が出来るようになる訳でもないし、二人同時に手術…なんて出来る訳がない。
分身の術で医師や看護士の人数が増える訳でもない。
飲まず食わず、睡眠も全く取らず…で治療が出来る訳でもない。
そんな中で、自分たちのキャパシティを越えた患者が来てしまったら、泣く泣く断らざるを得ないのが現状でしょう。
今一生懸命で治療している患者を放り出す訳にもいかないですし、治療出来ない状態の病院に急患を置いておいても、状態は悪化する一方ですし。
これは「たらい回し」でも「受け入れ拒否」でもなく「受け入れ不能」なんですよ。
専門の知識や技術を身につけているとはいっても、医師や看護士はスーパーマンじゃありません。
医者を機械か何かと勘違いなさってませんか?
2008/2/5(火) 午前 11:16 [ punit_igo ]
残念ですが、今後、この件のような「受け入れ不能」による悲劇は、何度も起きるでしょう。
「受け入れ不能」の病院が40件や50件…なんて数字も珍しくなくなるでしょう。
この件を扱ったのブログを色々と見ていて「急患を受け入れられないんだったら、救急の看板を外せよ」という人がいましたが、その人の言うとおり、救急医療に携わる人間や、救急病棟自体が消えてしまっても不思議ではないでしょう。
「今までの教訓は生かされなかったのか」などと言う人も出るでしょうが、「過労死するほど働いても報われない。壊れる前に辞めるしかない」という教訓はバッチリ生かされ、医師や病院が次々と消えるでしょう。
マスコミの「たらい回し」報道の影で、過酷な現場に耐えられなくなった医療従事者が、過労死、過労自殺していく。
医師が消える。看護士が消える。病院が消える…。
そして、それが「受け入れ不能」状態に拍車をかける…。
その位、今の日本の医療は危機にあるんです。
もう「根性」とか「正義感」などでは、どうにもならない所まで来ているんです。
2008/2/5(火) 午前 11:16 [ punit_igo ]
国の医療報酬の政策により、常にベッドを満床状態にしないと赤字になってしまう経営を強いられ。
通常診療>夜間救急(サービス残業…もちろん労働基準法違反)>翌日の通常診療…という連続36時間勤務がザラで。
激務に耐えかねて過労死・過労自殺する人間が多数で。
「医療の限界」と「医療ミス」を混同した「トンデモ判決」による判例(「専門外の患者を診るのは犯罪」「設備不十分で患者を診るのは犯罪」、他)に縛られ。
キャパシティを越えた患者が入ってきて、受け入れることが出来ないと、マスコミに「受け入れ拒否」「たらい回し」と書かれ、医療事情を知らない国民に「てめえらの血は何色だ」だとか「人命より金儲けが大事か」などと罵られ。
最善を尽くしても力及ばず患者が亡くなってしまうと、「医療の限界」と「医療ミス」を混同した人間に「人殺し」と罵られ、医師が逮捕され、多額の賠償金を請求され。
これじゃ、医師が辞めていくのも、病院の科が無くなるのも、病院自体がつぶれるのも当然だと思いますよ。
医師は「魔法使い」でも「機械」でも「奴隷」でもありませんから。
2008/2/5(火) 午前 11:18 [ punit_igo ]
自分、3級の精神障害者で、精神科、デイケア、内科…と、常に病院と関わっているので、
医師や看護師、その他の方々の一生懸命になっている様子を目にしています。
過酷な現場で、一生懸命頑張っている医療従事者の方々には、本当に感謝しています。
こういう中で、さも、殆どの医者が「怠慢である」「金儲けに走ってる」「義務を忘れている」かのような書き方をされているのを見ると、激しく怒りを覚えます。
…。
……。
………。
…っていうか、上の絵、医療従事者をバカにしてんの?
2008/2/5(火) 午前 11:33 [ punit_igo ]