政商は政商が上書きする
BUS magazine Vol.15―バスの楽しさ満載!バス総合情報誌 (15) 価格:¥ 1,400(税込) 発売日:2006-01 |
大日本セキュリティ総合研究所というサイトで、チンピラ不動産屋の最期という記事が出ているわけだ。そこで取りあげられているのが、サーベラスと国際興業の件なんだが、
昨年の春に国際興業株を保有する小佐野賢治氏の妹さんやら子供たちやらが、サーベラスサイドである国際興業の河井副社長を刑事告訴するような動きに出ていたようです。まぁ。詳細はZAITEN(財界展望)を読んでいただいた方が良いですが、当初から国際興業の資産を不当に切り売りするような姿勢に創業者サイドは反感を強めていたという事ですね。ハゲタカのやる事なんて露骨ですし、法律なんかも平気で捻じ曲げる...。で、中川秀直みたいな官房機密費を手切れ金に使う色ボケ・欲ボケ政治家に取り入り、邪魔くさい奴はヤクザで脅せばどうにでもなると考えているのがハゲタカ外資の本質のようですね。
まぁ、国際興業そのものもいわゆる「政商」そのものであり、政商なんてのは権力者が代われば地位を追われる存在なので、どうなったって知ったこっちゃないんだが、そういや三島でも市長が代わるたびに土建屋が潰れたりするんだが、
それはそれとして。アレだ、遣り口としては、金融筋に圧力かけてカネで締めあげる。で、我慢できなくなったところで外資がちょっかい出し、乗っ取る、と。とりあえず創業一族はお飾りみたいに残しておくんだが、実権はハゲタカが握っているので、どうにもならない。で、政商を乗っ取るのもまた政商なので、まぁ、アレだ、次の選挙までの短い命なんだが、早くも役人どもは次を見越して動いているようで。
ヤクザつかってやりたい放題のキチガイ外資の行状がこれだけ知れ渡ったら、検察だって動かざるを得ないでしょう。司法当局の沽券に関わります。外資の威を借りて、自分を王様か何かと勘違いしたチンピラ不動産屋フゼイをのさばらせておくほど、世の中甘くありません。
何か、動きがあるのかね? で、その記事からリンクされているのがオフィスマツナガさんちのこの記事なんだが、
被告発人河井一彦は、外資ファンド サーべラスから出資先に役員として派遣された国際興業の代表取締役副社長としての地位を利用し、サーべラスと不動産の売買に関して業務提携関係にある被告発人小倉善紘と共謀して、サーべラスが支配権を有する国際興業の重要な資産である下記の不動産(時価23億円)(以下「大利根土地という)を、小倉善紘が代表取締役を務める平和奥田株式会社に対し安値 (4億8000万円)で売却を仮装して移転し、国際興業に金18億2000万円(23億-4億8000万円=18億2000万円)の損害を与えた。
国際興業 大利根土地売却問題というタイトルなんだが、何の解説もなしに、どこかから持ってきた文章が掲載されているわけだ。説明がないので取りあげなかったんだが、サーベラスサイドの河井一彦とかが「被告発人」という肩書きで登場するので、告発文書ではないかと思うんだが、だとすると、コレが問題の「河井副社長を刑事告訴するような動き」というヤツなのかね?
外資ファンドが国内会社の支配株式を取得し、同社に取締役の過半数を送り込み、国内会社の所有する土地 (路線価格23億円)をサーペラスと不動産取引に関して緊密な関係にある平和奥田に4億8000万円の安値での売却を仮装し、国際興業から金18億2000万円の会社資産を不法に平和奥田に移し替え、同額の損害を国際興業に与えている。このため、国隣興業は自己資産で十分に再生できるのに、再生できなくなり、ますます外部の食い物はなっている。このような事態は許きれるべきではないのに、何故、可能だったのか。
単純に言ってしまうと、そもそも「農地」であった土地を、強引に宅地・雑種地に用途変更するわけだ。資産価値は何倍にもなる。当たり前だ。普通は、そういう事は出来ない。市長や町長と飲み友だちくらいじゃ出来ない。そんな事が簡単に出来たら、そら、錬金術みたいなものなんだが、おいらの会社も去年、農地を買って駐車場に用途変更したんだが、だからって家が建てられるものではないし、土地の値段が騰がったわけでもない。それでも農業委員会に諮って面倒な手続きをしたんだが、農地が宅地に化けるんだったら、こんなに美味しい手品はないわけだ。とりあえず価格が数倍になるのは間違いないし。で、このケースでは、その「ありえない」転用が手品のように行われ、土地の価格があっという間に五倍になり、しかも「元の農地の価格で安売り」されているわけだ。儲けたのはサーベラスであり、国際興業そのものは儲かってない。
なんだかねぇ、はっきり言って手品というより背任横領の疑いも出てくるんだが、なので刑事告訴しようとしたんだろうが、「しようとした」というのは「しなかった」のか、そこら辺は不明です。まぁ、この問題はまだまだ続編があるんだろう。どうせ選挙があれば政商は消え、また次の政商が出てくるんだろうが。
小佐野氏は、少なくとも、買収した企業の人員を
一人も首にしなかった。ようだ。
参文:「花も嵐も」だったかな。
正確なタイトルは、「記憶に~ございません」
ま、あれです。この頃から、証人喚問されてたのは
民族防衛組だった様です。
ついでに、
日清の最大株主は、スチール(20%ちょい)なので
もうちょっと買われると、議案が通らなくなる。
これを不安視したのがJT。持ち株化を模索。
そこで餃子問題。わかりやすい。
投稿 | 2008/02/05 04:27