現在位置:asahi.com>社会>事件・事故> 記事

半数以上が「冷凍食品はもう国産だけ」 出版社調査結果

2008年02月04日21時16分

 「冷凍食品はもう国産しか使わない」という人が半数以上――。中国製ギョーザによる中毒事件を受け、育児情報誌「子づれDE CHA・CHA・CHA!」を発行する出版社「フラウ」(福岡市)が実施した緊急アンケートで、輸入食品に対する消費者の不信感の高まりが浮き彫りになった。

 アンケートは事件発覚翌日の1月31日、福岡県内の20〜40代主婦を中心にした約4500人のモニターに携帯電話のサイトを使って尋ね、900人から回答を得た。

 冷凍食品の使用頻度は、「毎日」が17%、「週に2〜3日」が33%で、「ほとんど使わない」は13%だった。冷凍庫に入っている冷凍食品は平均4.8個。「問題になった冷凍食品を実際に使っていたか」との問いには、23%が「食べたことがある」、4%が「家の冷蔵庫に入っていた」と答えた。

 「事件後、冷凍食品はどうするか」については、「国産のみを使う」が56%と過半数を占め、「中国産以外を使う」が20%、「冷凍食品を使うのをやめる」が9%だった。

 事件に関しては「外食は自分ではどうにもならないのが歯がゆい」「安く簡単なものを求める消費者も一因」「日本で中国産を排除して残るのは何であろうか」といった意見が寄せられた。

 同社編集部は「加工食品への依存を見直したいという意見が多かった。リスクを回避するにはどうしたらいいのか、誌面でも考えていきたい」としている。

PR情報

このページのトップに戻る