「サラリーマン川柳コンクール」の入選作品100句が発表される
毎年恒例となっている「サラリーマン川柳」が2007年も開催され、全国から寄せられた2万2,245句のうち、入選100句が選ばれた。
毎年おなじみとなった政治・経済の風刺から家庭生活、流行など身近なものを題材とした多くの応募作品があり、揺らぐ食の安全に対し、おのれの感覚に頼る母の力強さを見事に表現した「『まだ平気』 表示頼らぬ 母の鼻」、「衣食住 すべてそろった 偽装品」、「『今帰る』 妻から返信 『まだいいよ』」、「チルドレン 選挙のたびに 親かわる」などが詠まれた。
家計を圧迫する値上げを扱った「一回で 満タンためらう 給油かな」、上司がバドミントンチームの愛称とゴルフクラブの商品名を間違えた「『オグシオ』は よく飛ぶのかと 聞く上司」、政治の大きな動きが家庭内にも起きたことを題材した「いつのまに! 娘と嫁が 大連立」といったものも登場した。
これら入選作から、5月に一般投票により上位ベスト10が発表される予定。