東京メトロに警告文書

　東京メトロの駅員が勤務中にトイレに案内した男児の体を触ったなどとして強制わいせつ容疑で逮捕された事件で、国土交通省関東運輸局（横浜市）は４日、同社の梅崎寿社長に対し再発防止策を講じるよう文書で警告した。

　鉄道事業者に対し、職員個人の不祥事を理由に警告するのは関東運輸局では初めてという。運輸局は警告文書で「鉄道事業における社会的信頼を著しく失墜させた」と指摘し、職員教育の徹底を求めた。

　駅員は望月翔太容疑者（２０）＝埼玉県川口市＝で、先月３０日午後６時すぎ、東京都港区の東京メトロ乃木坂駅のトイレで、小学６年の男児（１２）の下腹部を触るなどしたとして警視庁に逮捕された。