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強制わいせつ罪の産婦人科医に有罪判決 福岡地裁

2008年02月04日19時22分

 診療を装って患者の女性3人にわいせつな行為をしたとして準強制わいせつ罪に問われた産婦人科「平嶋ウイメンズクリニック」院長の平嶋仁博(まさひろ)被告(43)=福岡市中央区大手門1丁目=の判決公判が4日、福岡地裁であった。鈴木浩美裁判長は被害者1人に関する起訴事実については「わいせつな意図で行ったとは認められない」として無罪としたが、残る2人へのわいせつ行為を認め、懲役2年執行猶予4年(求刑懲役5年)を言い渡した。被告側は判決を不服として控訴した。

 鈴木裁判長は量刑理由について、「卑劣な犯行だが、クリニックが閉鎖されるなど社会的制裁を受けている」と述べた。

 判決によると、平嶋被告は06年3〜4月、同クリニックで、同市の女性(当時26)と女子高生(当時16)に対し、診療と称して下半身を触ったり、デジタルカメラで撮影したりした。

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