世界のバレエダンサーの登竜門として知られる「ローザンヌ国際バレエコンクール」の決選が3日、スイス・ローザンヌ市内で行われ、東京都出身でモスクワのボリショイ・バレエ学校留学中の高田茜さん(17)が入賞した。
コンクール事務局は全入賞者を対等に扱い順位付けしていないが、高田さんの評価点数は7人の入賞者のうち、上から5番目だった。高田さんは観客の評価が最高の「観客賞」も受賞した。
高田さんは受賞後「すごくうれしい。応援してくれた人たちに感謝したい。観客に何かを感じてもらえるようなダンサーになりたい」と喜びの表情を見せた。
入賞者には賞金1万6000スイスフラン(約160万円)と、世界の有名バレエ学校やバレエ団で1年間研修を受ける権利が与えられる。高田さんはバレエ団研修を希望しているが、具体的な行き先は検討中という。(共同)
毎日新聞 2008年2月4日 12時29分