現在位置:asahi.com>スポーツ>サッカー>海外> 記事 小野、卓越した技術で逆転劇の主役に2008年02月04日10時33分 卓越した技術はさびついていなかった。小野はドイツ到着後1週間足らずで公式戦のピッチに立ち、強豪ブレーメンの守備を手玉に取った。リーグ屈指の技巧派と評される相手のブラジル代表MFジエゴもかすむ活躍で、逆転劇の主役となった。 トップ下に投入されて1分後、ゴール右へ走り込んで後ろからのパスを折り返してアシスト。ソフトタッチで味方がシュートしやすい球を何げなく繰り出す技術が光った。後半39分には右足でカーブをかけた左CKで2点目を演出した。 昨季は浦和で出番が減り、不完全燃焼でシーズンを終えた。そんな中でボーフムから来た練習参加の誘いに乗り、一度はメディカルチェックで不合格となる曲折を経て移籍。いきなりの活躍にも「久々にピッチに立てたのが良かった」と控えめな喜びの言葉に実感がこもった。 ドリブルで足が絡まったり、パス出しが遅れて球を失う場面もあった。「コンディションを上げないといけないし、僕がパスを出すタイミングを分かってもらえるようにしないと……」。課題を挙げながらも、楽しそうな笑顔に膨らむ期待をにじませた。(共同)
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