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雪崩事故で引率者「雪面整備と思った」
長野県小谷村の栂池高原スキー場で愛知大のスキー実習中に1人が死亡、1人が重体となった雪崩事故で、大学側が4日、長野県松本市で記者会見し、引率していた沢田和明非常勤講師(61)は立ち入り禁止コースに入ったことについて「雪面整備のために禁止されただけだと思った」と述べた。
沢田講師は立ち入り禁止のアナウンスやコース入り口の看板に気付いていた上、現場となった林間コースを滑っていた途中で雪崩の跡を発見していたことも明らかにした。「(跡を発見した)そのときは『早く行かなくては』と思った」と話した。
一方、大町署は同日午後、現場コースを実況見分し、雪崩の発生状況などを調べた。現場付近は3日に雪崩が発生する前日から断続的に雪が降り続き、新雪が積もっていたため、同署は表面が一気に崩れる表層雪崩が起きた可能性が高いとみている。
[2008年2月4日17時25分]
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