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中国産避け手作り回帰!?ギョーザの皮人気
このニュースのトピックス:中国製ギョーザ中毒問題
中国製ギョーザ中毒事件で、スーパーでは冷凍食品の売り上げが落ち込む一方、ギョーザの皮やひき肉が売れている。中にはギョーザの皮が売り切れた店もあり、手作りなら安心という消費者心理を反映しているようだ。
中毒事件は1月30日に明らかになったが、関東地盤のスーパー、サミットでは28日から今月3日の冷凍食品の売り上げ(既存店ベース)は前年同期比16・4%減。特に中華シューマイやギョーザなどは中国製、日本製にかかわらず、約30%減と落ち込んだ。これに対してギョーザの皮は約20%増。ひき肉の売り上げも前年を上回っており、同社では「冷凍食品から流れてきている」とみている。
同社の喜多見駅前店(東京都世田谷区)でギョーザの皮を購入した狛江市の主婦(39)は「中国産は怖い。自分で作る方が味もいいし安全」と話す。
イトーヨーカ堂でも餃子の皮やニラなどの販売が好調。「手作り志向が高まっている」(セブン&アイ・ホールディングス広報センター)と、品ぞろえを強化している。