中国製の冷凍ギョーザによる中毒問題で、兵庫県警は4日、包装袋の外側から有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が検出された「中華deごちそう ひとくち餃子(ギョーザ)」6袋の鑑定を進めた結果、穴のない1袋の包装袋内側とギョーザの皮からメタミドホスを検出したと発表した。
ほかの5袋の内側やギョーザの具からは検出されなかった。
県警によると、今回メタミドホスが検出された包装袋の表面には、約1・5ミリのすじ状の傷があった。水を入れると若干染み出す程度で、傷は1か所だったという。
6袋は同県高砂市の一家3人が食べたものと同じ製造日(昨年10月1日)で、大阪府枚方市のスーパーが昨年12月27日、客から「パッケージの外側がねばねばする」との苦情を受けて回収。翌28日に輸入元のジェイティフーズ大阪支店に返品され、1月8日に双日食料に持ち込まれた。
県警は、ほかに任意提出を受けた冷凍ギョーザの鑑定を急ぎ、メタミドホスが混入・付着した経緯を調べる。
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