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ワイン業界がCO2排出量の算出基準を策定

2008年2月4日 13時51分 この記事を携帯に転送する

米カリフォルニア州のワイン生産者団体「ワイン・インスティテュート」は、このほど各国のワイン業界が協力し、ブドウ農園の運営やワインの生産に伴い排出される二酸化炭素(CO2)排出量の算出基準を策定したことを明らかにした。2月中に公開する予定。生産規模の大小にかかわらず同一の手法で排出量を算出できる。ワイン業界に対するCO2の排出規制はないものの、社会的な関心の高さを受けて策定した。

基準では、ブドウ栽培時に使用する温水器や霜取り機、ボイラー、トラクター、トラックによる直接的な排出のほか、電力や熱、蒸気の購入を通した排出、肥料や容器包装の生産・輸送に伴う排出、製品の輸送に伴う排出といった間接的な排出も対象としている。表計算ソフトを使って簡単に利用できるよう工夫し、無償で公開する。カリフォルニア州のほか、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカのワイン業界が協働して策定した。

カリフォルニア州ワイン・インスティテュートによれば、「カーボン・フットプリント」と呼ばれる製品の生産や輸送、原料調達に伴うCO2排出量に関心を持つ小売業者が増えており、カーボン・フットプリントの算出はワインのブランドイメージにとって重要性を増しているという。(日経エコロジー)

■関連情報
・ワイン・インスティテュート(カリフォルニア)のWebサイト
http://www.wineinstitute.org/company/pressroom/01282008

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