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ギョーザ事件のメタミドホス、簡単に入手
中毒を起こしたギョーザの製造元、「天洋食品」のある中国河北省石家荘市内で3日夜、ギョーザから検出されて問題となっている有機リン系殺虫剤メタミドホスを農民が所有しているのを確認した。中国では2007年に使用禁止となったが、回収はされておらず、農村部では比較的簡単に手に入ることが裏付けられた。
農民が実際に見せてくれたのは、緑色のガラス瓶(400グラム)入りで、透明の液体。同市内の化学薬品会社の製品で、キャップには「20050113」とあり、05年1月に製造されたとみられる。
説明書きは「野菜、タバコ、茶、果物、漢方薬材には使用してはならない」とし、使用対象としては「水稲、小麦、綿花」などとあった。
キャップを開けてみると、ガソリンに腐ったニラを加えたような強烈な臭気が漂った。
農民によると、主に綿花栽培のため、約17元(約250円)で購入。禁止された後は使っていないが、未使用のまま保管していた。「ほかにも残っている農家はある」という。
殺虫の際には水で希釈して作物に噴霧。農村では、住民が過去に大量に吸い込んだり、手を洗わずに食事をとり、中毒事故に遭うケースがあったという。
市内の農薬販売店を複数回ったが、どこにも売っていなかった。ただ中国政府が生産を含めて全面禁止にしたのは今年1月8日で、最近まで闇で流通していた製品もあるといわれる。
[2008年2月4日9時41分]
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