謝罪コメント発表から一夜明けた2日、倖田が自宅謹慎した。所属レコード会社のエイベックスによると、「本人は自分の発した言葉の重さに改めて気付かされ、大変後悔し、反省しています」という。
本来この日は、東京・渋谷スペイン坂スタジオで公開生放送されたTOKYO FM「Hits from the Heart」に登場予定だったが、鈴木亜美が代役出演した。同局では観覧ファンのためにスタジオ前に張り紙で出演者変更を告知。整理券を配布する際にも説明したため、特に混乱はなかった。
倖田は13日の名古屋まで全国5都市で新アルバム「Kingdom」のプロモーション活動を行う予定だったが、すべてキャンセルした。ただ、収録が済んでいた2日放送の日本テレビ系「恋のから騒ぎ」や7日のテレビ朝日系「徹子の部屋」などはそのまま放送。
エイベックスでは「自粛期間は未定」としているが、4月12日から全国ツアーがスタートすることを考えると、3月中にはリハーサルに入らなければならず、少なくとも2月いっぱいまでは自粛する見通しだ。
倖田の問題発言は、29日深夜に放送されたニッポン放送「倖田來未のオールナイトニッポン」で飛び出した。冒頭に女性マネジャーが結婚したことを報告し、「やっぱ、35(歳)まわるとお母さんの羊水が腐ってくるんですよ。(マネジャーには)35歳ぐらいまでには子供を作ってほしいな」と冗談交じりに話した。
それを聴いたリスナーが、高齢出産が珍しくない時代に、医学的根拠もなく35歳以上の女性に対して配慮に欠く発言だとして、「2ちゃんねる」などのネットに抗議や批判の書き込みを大量に行った。倖田は1日、エイベックスとニッポン放送のHPで、「皆様に不快な思いをさせてしまったことを心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。