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【政治】

国民負担とのバランス必要 首相、医療関連予算で

2008年2月4日 13時34分

 参院予算委員会は4日午前、福田康夫首相と舛添要一厚生労働相ら関係閣僚が出席し、社会保障問題に関する集中審議を行った。

 首相は医療関連予算の増額について「将来も良い医療水準の維持を考えなければならないが、国民負担とのバランスも取る必要がある」と指摘、年金、医療など社会保障制度の抜本改革に関する「社会保障国民会議」の議論を踏まえ、慎重に検討する考えを示した。

 年金記録不備問題に関し、新たな費用負担が生じることについて「社会保険庁の不適切な業務運営により新たな費用が発生することは由々しき問題で大変遺憾だ」と陳謝した上で、年金制度の立て直しに全力を挙げる意向を強調した。

 首相は2008年度予算案と同関連法案に関し「もし3月末までに成立しなければ、日本経済にいかにダメージを与えるかも考えなければならない」と述べ、野党側に重ねて協力を求めた。

(共同)
 

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