中国製ギョーザによる中毒で、中国政府の検疫当局代表ら調査チーム5人が3日午後、共同調査のため来日、内閣府で日本側の関係省庁の担当者らと初の協議をした。早期の原因究明に向けて協力し合うことで一致し、4日以降も協議を続ける。中国側の滞在日程は未定。
来日したのは食品の安全性問題などを主管する国家品質監督検査検疫総局の李春風・輸出入食品安全局副局長ら。日本側出席者は内閣府と厚生労働、農林水産、外務の各省、警察庁の担当者。
協議の冒頭、堀田繁・内閣府大臣官房審議官は「日本では大きな社会問題となっており、早急に沈静化に向けた対応が必要。両国で原因究明に当たりたい」とあいさつ。李副局長も「日本側と協力したい」と応じる姿勢を見せ「科学的事実に基づいた原因究明が重要だ」と述べた。
終了後の日本側の説明によると、この日は双方がこれまでの調査や行政の対応などについて説明した。