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【政治】

産科などの医師 不足是正が必要 参院委で首相強調

2008年2月4日 夕刊

 参院予算委員会は四日午前、福田康夫首相と舛添要一厚生労働相ら関係閣僚が出席して、社会保障問題に関する集中審議を行った。

 首相は、宙に浮いた五千万件の年金記録不備問題に関し、「社会保険庁の不適切な業務運営を主な原因として(名寄せ作業などに新たな費用負担が)発生することは、由々しき問題。大変、遺憾だ」と述べた上で、「何とか信頼を回復し、確実な制度に改めたい」と、年金制度立て直しに努める意向を強調した。

 舛添氏は、社保庁の組織改革に関し、「新たな大なたを振るうことも考えている」と述べた。

 医師不足対策について、首相は「産科、小児科、救急医療から他の方へ行ってしまう昨今の状況がある。現在の問題として、是正しなければいけない」と強調した。

 集中審議後の議事に関し、与党は一日、二〇〇七年度補正予算案の採決の前提となる締めくくり質疑を行うことを鴻池祥肇委員長(自民)の職権で決めているが、民主党は四日午前の理事会で補正予算案の審議が不十分だとして、締めくくり質疑への出席を拒否する意向を表明した。

 

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