生協回収品でも新たに検出＝微量のメタミドホス−中国ギョーザ

　中国製ギョーザの中毒事件で、日本生活協同組合連合会（日本生協連）は3日夜、被害者の発覚以降、消費者から回収した冷凍ギョーザを調べた結果、微量の有機リン系薬物「メタミドホス」を検出した商品が新たに見つかったと発表した。
　この商品は、昨年11月上旬に千葉県内で宅配された冷凍ギョーザ「手作り餃子」の2品。同県内で2件の中毒被害を起こしたギョーザと同じ製品。
　日本生協連によると、商品は中国の天洋食品が昨年9月8日に製造。検出濃度は0．04ppmと0．02ppmだった。ニラでは食品衛生法に基づく残留基準値が0．3ppmで、内堀伸健品質保証部長は「濃度から見て、意図的な混入とは言いづらい」としている。
　このほか、埼玉県で宅配された1品で0．01ppm以下の濃度が検知され、メタミドホス含有が疑われるケースもあった。
　日本生協連は消費者から訴えのあった95品を回収。うち70品を同連合会の検査センターで調べていた。　

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