中国・河北省にあるギョーザを製造した食品会社「天洋食品」では３日、河北省検疫局の程方局長らおよそ１０人からなる河北省の調査チームが５時間にわたって立ち入り調査を行いました。この調査チームには河北省の警察も加わっており、関係者によりますと、４日も引き続き調査を行う予定だということです。具体的な調査内容は明らかにされていませんが、日本では３日、新たにギョーザの袋の外側からも殺虫剤の成分が検出されたことなどから、製品をこん包して日本に輸出するまでの過程で殺虫剤が混入した可能性がなかったかについても調べているものとみられます。また、３日から日本を訪れている中国の調査チームには、河北省の検疫局の幹部も加わっており、立ち入り調査では、日本からの情報も踏まえながら調べを進めるものとみられます。一方、日本の商社「双日食料」など日本側は、中国側からの要請で、３日に続いて４日も現地調査を中断し、中国側の調査の行方を見守ることにしています。