託児所から引き取った女児、帰宅中に死亡確認…福岡県警が捜査

　３０日午前２時５５分ごろ、福岡県小郡市内のコンビニエンスストアの駐車場に止めた車中から「子どもが息をしていない」と同県久留米市消防本部に１１９番があった。

　救急隊員が駆けつけたところ、同県春日市の飲食店従業員女性（２８）の長女で生後約６か月の女児が心肺停止状態で意識を失っており、病院に搬送したが、間もなく死亡が確認された。県警久留米署が事件と事故の両面で調べている。

　同署などによると、女性は２９日午後８時ごろ、久留米市内の託児所に女児を預けた。託児所では午後８時半ごろ女児にミルクを飲ませ、午後９時半ごろに熱を測ったところ平熱だった。寝かしつけたが、午後１１時半ごろ、泣き出したため再びミルクを与え、３０日午前０時ごろ眠ったという。

　女性は同２時２０分ごろ、娘を迎えにきて、友人２人とともに車で帰宅中、女児の体が冷たくなっていることに気付いたという。

　司法解剖の結果、死亡推定時刻は２９日午後１０時ごろとみられ、託児所での様子と食い違いがあり、死因などを詳しく調べる。