Windows TIPS
[User Interface]
IEホームページのURLを変更禁止にする
→ 解説をスキップして操作方法を読む
デジタルアドバンテージ
2004/10/30
対象ソフトウェア
Internet Explorer 5.01
Internet Explorer 5.5
Internet Explorer 6.0
■
IEの起動時、デフォルトで表示される「ホームページ」にはユーザーが好みのURLを指定できる。
■
しかし企業のポータル・ページから変更させたくないなど、ユーザーによる変更を禁止したい場合もある。
■
レジストリ値を変更すればこれが可能である。
Internet Explorer(以下IE)を最初に起動したとき(または[ホーム ページ]ボタンをクリックしたとき)、デフォルトで表示されるWebページを設定できることはご存じだろう。IEではこのページを「ホーム ページ」と呼んでいる。Windowsを初めてインストールしたときや、Windowsをプレインストールしたコンピュータを購入したときには、それぞれMSNのページ(http://www.msn.co.jp/ )やPCベンダのサポートWebページなどが設定されている。
しかし多くのユーザーは、自分のお気に入りのWebページを設定しているだろう。IEのホームページを設定するには、[ツール]−[インターネット オプション]メニューから表示される[インターネット オプション]ダイアログの[全般]タブにある[ホーム ページ]グループを使う。
[インターネット オプション]ダイアログ
IEの起動時に表示されるデフォルト・ページを設定する。
ホームページのURLを指定する。
現在IEで表示中のページをホームページとして設定する場合にクリックする。現在のページのURLが上記[アドレス]にコピーされる。
IEの標準設定に戻す場合にクリックする。
ブランク・ページに設定する。IEを起動してもネットワーク・アクセスを行わない。
しかし場合によっては、ユーザーに自由にホームページを変更させたくない場合もある。例えば企業のクライアントPCで、IE起動時は必ず会社のポータル・ページを表示したいとか、学校や店頭などで不特定多数のユーザーが触れるPCで、基本的に学校や自社のホームページを表示するようにしたいなどだ。
レジストリ設定を変更することで、ユーザーによるホームページの変更を禁止することができる。
[注意]
レジストリに不正な値を書き込んでしまうと、システムに重大な障害を及ぼし、最悪の場合、システムの再インストールを余儀なくされることもあります。レジストリ エディタの操作は慎重に行うとともに、あくまで御自分のリスクで設定を行ってください。何らかの障害が発生した場合でも、本Windows Server Insider編集部では責任を負いかねます。ご了承ください。
ユーザーによるIEホームページの変更を禁止するには、次のレジストリの値を変更する。
項目
値
キー
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Internet Explorer\Control Panel
値の名前
HomePage
値の種類
DWORD
設定値
1(変更不能)/0(変更可能)
IEホームページの変更を禁止/許可するレジストリ値
HomePageの値はデフォルトでは0(変更可能)だが、これを1にすることで変更を禁止できる。HomePage値を1に設定し、前出の[インターネット オプション]ダイアログを表示すると次のようになる。
HomePage値を1に設定した場合の[インターネット オプション]ダイアログ
レジストリ値の変更後にダイアログを開いたところ。
ボタンなどがグレーアウトされ、ホームページは変更不可になる。
なお、ホームページのURLは、次のレジストリ値に保存されている。上記HomePage値が1で、ユーザーによる変更が禁止されている場合でも、Start PageのURL値は変更可能である(変更には管理者権限が必要)。
項目
値
キー
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Internet Explorer\Main
値の名前
Start Page
値の種類
SZ(文字列)
設定値
ホームページのURL
IEホームページのURLを保存するレジストリ値
この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
generated by
Windows Server Insider フォーラム 新着記事
RSSフィード
スキルアップ/キャリアアップ
**先週の人気講座ランキング**
〜プロジェクトマネジメント編〜