千葉県で二件の中毒被害が出た中国製の「CO・OP手作り餃子」を昨年十一月に食べた千葉県浦安市の女性が体調不良を訴え、販売した「ちばコープ」に届けていたことが三日、分かった。上部団体の「コープネット事業連合」(さいたま市)は食中毒菌を調べる微生物検査をして、異常はないと判断していた。
事業連合は、このほか昨年十一月から今年一月にかけ、「防腐剤のようなにおいがする」などと異臭や異物混入についての苦情が茨城県や長野県などで計四件寄せられていたことも明らかにした。
事業連合によると、昨年十一月十三日、浦安市の女性から「おいしくないと感じ、胃が痛い」と苦情があった。残りのギョーザを回収して微生物検査をしたが、食中毒菌は検出されなかった。女性は翌日に回復した。事業連合は「症状は重くなく、食中毒菌も検出されなかったので、対応は問題なかった」としている。
|