 | 回収のギョーザに殺虫剤成分 新たに殺虫剤の成分が検出されたのは、一連の事件と同じ中国・河北省にある「天洋食品」工場で同じ日に製造された「中華deごちそうひとくちギョーザ」6袋です。この6袋は、兵庫県警察本部がギョーザの輸入を仲介している東京・港区の商社「双日食料」から提出を受けたもので、6袋とも未開封で、いずれも袋の外側から毒性の強い殺虫剤の成分「メタミドホス」が検出されました。今回の中毒事件で、千葉県と兵庫県の10人の被害者のギョーザ以外から殺虫剤の成分が検出されたのは初めてです。また、6袋のうちの1つには小さな穴が開いていました。穴は袋の左上の端にあり、直径1ミリほどの大きさで、外側から開いたように見えるということで、中のトレーなどに穴は開いていないということです。この6袋は、去年12月28日に輸入元の「ジェイティフーズ」の大阪支店に、販売先から「袋の表面がベタベタしている」として返品され、先月8日に輸入した商社の「双日食料」に戻されていました。一連の事件で、初めてギョーザの袋の外側から殺虫剤の成分が検出された今回のケースについて、警察では、中国の工場でのギョーザを袋に詰める作業工程以降に混入された疑いがあるとみていますが、千葉の事件などではギョーザの皮や具など袋の内側から見つかっていることから、どの段階で混入されたのか解明を進めています。警察では、ほかにも100袋を超えるギョーザの提出を受けており、これらのギョーザについても鑑定を急いでいます。   | 2月3日 18時38分 |
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