民主党の小沢一郎代表は3日、都内で開いた自ら主宰する「政治塾」で講演し、今秋の衆院解散を想定しているのではないかと報道された先の同塾での発言をめぐり、マスコミ各社を批判した。「私のレベルの高い格調高い話が当面の政局うんぬんの報道になる。若い人たちの前で政局がどうのこうのとか、くだらん話をしたことは一度もない」と強調した。
同時に「北京五輪以降の中国経済を危惧している。大きな変化が予想される時代にさしかかってきた」と指摘し、「既存の汚れた権力を変える。民主党にいま力はないが、私たちに力を持たせてほしい」と政権交代に強い意欲を表明した。
小沢氏は1月31日の開校式で「日米の選挙戦が今言った状況(中国経済のバブル崩壊)が深刻になる時期と重なってくるのではないかという気がする」と述べていた。