新種のほ乳類 アフリカで発見
これは、アメリカなどの研究グループが1日付けの動物学の専門誌で発表したものです。「ハネジネズミ」の仲間は、長く伸びた鼻と大きな目が特徴の小動物です。今回、国際的な研究グループが東アフリカのタンザニアの山林で発見し、体重がおよそ700グラムと従来のものよりもかなり大型で、顔などに特徴があることから新種と判断されました。「ハネジネズミ」の新種は126年以上見つかっていないということで、昆虫と比べて圧倒的に種類が少ないほ乳類で新種が見つかるのは、きわめて珍しいということです。「ハネジネズミ」をめぐっては、モグラやウサギなどにも似ているため、学問上の分類をどうするか議論となってきましたが、最近の研究では、生物学上の大きな分類としては遺伝的にゾウやジュゴンにも近いといわれています。ほ乳類に詳しい富山大学の横畑泰志准教授は、「生物多様性の宝庫であるアフリカでの生物の進化をたどるうえで貴重な発見になるだろう」と話しています。 |
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