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NIKKEI NET

ギョーザ被害、殺虫剤は異常な高濃度・検疫基準の100倍超す

 中国製冷凍ギョーザによる中毒問題で、千葉市の「コープ花見川店」で昨年末に購入されたギョーザから、濃度130PPMの有機リン系殺虫剤メタミドホスが検出されたことが1日、分かった。生活協同組合連合会コープネット事業連合(さいたま市)が外部の検査機関に検査を依頼して判明した。

 過去1年間で、厚生労働省は検疫で6件の残留メタミドホスを検出しているが、濃度は0.04―0.6PPMだった。ギョーザの材料では、例えばニラの検疫基準は0.3PPMで、キャベツなら1PPM。130PPMは130―430倍に当たる。過去に例のない高濃度で、原材料に付着した残留農薬ではなく、製造過程で何らかの過失があり混入したか、何者かが意図的に入れた可能性が高い。 (16:02)

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