| ブルーメンブラット重賞初V狙う 京都牝馬S(GIII) |
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牝馬限定のここでは力が一枚上。待望の重賞初制覇が見えたブルーメンブラット
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◆ 手応え最上級 ◆
もう本物だ。日曜京都メーンの京都牝馬S(2月3日、京都芝1600メートル外)で重賞初勝利を狙うのがブルーメンブラット(牝5=石坂)だ。昨秋は2連勝のあと、一線級のメンバーが揃った阪神Cでも惜しい3着。すべて牡馬を相手に回してのものだけに、牝馬限定戦のここなら主役を張れる。ビッグレース制覇も狙う2008年。初戦からビシッと決めたい。
◆ “春への布石”ここできっちり ◆
機は熟した。デビュー当初から非凡な素質をかいま見せていたが、なかなか結果がともなわなかったブルーメンブラット。出世は遅れたが、待望の重賞勝利のビッグチャンスがついにやってきた。
「具合は本当にいいですね。前走後は間隔を空ける予定だったんで、プールに入れて調整した。その効果ですごく落ち着きが出ました。前走時はすごく競馬に集中している感じだったけど、今回はいい意味でリラックスできています」
担当の濱名助手の手応えは最上級のものだ。速い時計を出し始めたのは今年に入ってからだが、23日には坂路で4F53秒0−12秒4を楽々とマーク。霜や雪の影響で時計のかかる今の馬場では、抜群の内容。もともと、仕上がりの早い牝馬だけに今週の最終追いで万全に仕上がるはずだ。
石坂厩舎に転厩後初戦となった白秋Sが中団からあっさり抜け出す楽勝。続くオーロCでも1頭だけ次元の違う末脚で突き抜けた。GI並みのメンバー構成となった阪神Cでは、さすがに3着に敗れたが4コーナーでは体の大きい牡馬に挟まれる不利。それでも、メンバー最速の上がりの脚を繰り出しスズカフェニックスに追いすがった。
「仕掛けどころで内と外から来られた。一瞬の差ですけど、それですごく変わりますからね。それでも、あそこまで来られる根性がこの馬のいいところ」
負けて強しの内容に、濱名助手も能力の高さを再認識したという。久々のマイルに関しては、1800メートルでも圧勝経験があり、心配無用。55キロで出られるのもかなりの好材料だ。
「牝馬の今回のメンバーは、春のレースに直結すると思うんで、ここでいい結果を出してほしい」
今春の大目標はGI、ヴィクトリアマイル(5月18日、東京芝1600メートル)。ライバルたちに先勝し“ブルーメン強し”を印象付けておきたいところだ。
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[ 2008年1月29日付 紙面記事 ]
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