【上海=張勇祥】1日の上海株式相場は続落。主要指数の上海総合指数は前日比1.4%低い4320.767と2007年8月以来、半年ぶりの安値になった。中国で大雪の被害が続き、企業業績や実体経済にも悪影響を及ぼしかねないとの見方が広がっている。
この日は電力や小売りなど雪害の影響を受けやすい内需関連銘柄の下落が目立った。中国の大手証券が「雪害は国内総生産(GDP)を0.5%押し下げる」との見解を示したことも相場の重しになった。
中国中南部では悪天候が長引くとの予報がある。石炭の供給不足から発電所の操業が滞れば企業業績の足を引っ張るほか、野菜の値上がりなどでインフレが進み消費に影響が出るとの警戒感が強い。(20:01)