中国新聞オンライン
中国新聞 購読・試読のお申し込み
サイト内検索

徳山医師会病院の院内保育園始まる 看護師らの復帰促す '08/2/2

 周南市の徳山医師会病院で一日、院内保育園「ひだまり」の開所式があった。結婚、出産などで職場を離れた医師や看護師、技師らの復帰を促し、人材の確保を進める狙い。既に一時預かりを含めて二十八人の利用申し込みがある。

 西館一階で百二十五平方メートル。幼児と乳児の保育室やシャワー室などがある。同病院のほか、医師会が運営する訪問看護ステーション、看護学校など十施設の職員が対象で定員は十五人。保育時間は午前八時〜午後六時半で、毎週水曜は二十四時間保育となる。院内で研修がある時は、終了時間まで預かる。保育料は月一万円、日額千円。

 同病院はベッドが三百九十一床あるが、看護師を確保できないため百ベッド余りが使えない。常に入院待ちの患者がいるため、職員の確保が急務となっている。

 開所式で徳山医師会長を務める小金丸恒夫理事長は「仕事と子育てが安心して両立できるようにしたい」と強調。子ども二人を預ける看護師長松麻衣さん(26)は「定時の保育所では、病院の研修を受けるのが難しかった。これからは緊急時も安心」と歓迎していた。(持田謙二)

【写真説明】徳山医師会病院内にオープンした院内保育園ひだまり




MenuTopBackNextLast
安全安心
おでかけ