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とまらない「苦情」「相談」 消費者の不安続く

2008.2.2 20:28
このニュースのトピックス中国製ギョーザ中毒問題
神戸の中華街・南京町の中華料理店に掲示された、中国製ギョーザは使用していないとする張り紙=1日夜神戸の中華街・南京町の中華料理店に掲示された、中国製ギョーザは使用していないとする張り紙=1日夜

 「ラーメン店でギョーザを食べたが、大丈夫?」。中国製ギョーザ中毒事件の表面化から4日目の2日も、問題ギョーザの輸入元「ジェイティフーズ」などには、消費者からの問い合わせや苦情が後を絶たず、不安は増すばかりだ。

ジェイティフーズ

 JTの広報担当者によると、ジェイティフーズの「お客様相談室」には、30日午後5時から1日午後6時までの2日間で、計3976件の電話が寄せられた。2日夜までには5000件に達する勢いだ。

 主な内容は「食べて調子が悪くなった」、「こんなものを輸入するな」、「体に悪い製品を輸入したことについてどう思っているのか」といった苦情のほか、回収製品の送付先や送付方法、返品に伴う返金についての問い合わせだという。

 同社は当初、7回線で対応していたが、1日正午からは約7倍の50回線に増設。しかし、問い合わせの電話は24時間鳴りっぱなしだ。

 対応する社員の人数も当初の約60人から約80人に増やしたが、件数が多すぎるため、紙にメモをするのが精いっぱい。消費者の声を記録するため、パソコンに相談内容を入力する通常業務にまで手が回らない状態だという。

厚労省

 厚生労働省や全国各地の保健所には2日、多くの相談が寄せられた。

 各地の保健所や厚労省の話では、「回収対象になっている商品を食べてしまった」「下痢が続いている」といった相談が半数、あと半分は「中国食品を食べても安全か」といった中国食品全体に対する不安を訴える相談が占めているという。

 各保健所では、ケースによっては職員が直接、相談者のもとに出向いて、健康状態や該当商品を確認するなどの作業に追われた。

 このうち千葉県では42件の相談が寄せられた。事件発覚後、前日1日の85件に比べると半数となった。担当者は「休日ということで多くの相談を予想したが、逆に落ち着きを見せている」と話している。

民生活センター

 国民生活センターは2日、「中国産冷凍ギョーザ特別相談窓口」を設置し、2人体制で対応。「ラーメン屋でギョーザを食べたが大丈夫だろうか」などの相談が十数件あった。

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神戸の中華街・南京町の中華料理店に掲示された、中国製ギョーザは使用していないとする張り紙=1日夜
店頭に掲示された「自社商品の安全性」について説明した張り紙=2日午前、横浜・中華街
横浜・中華街の店頭に掲示された「商品の安全性」について説明した張り紙=2日午前
飲食店の店頭に掲示された「商品の安全性」について説明した張り紙=2日午前、神戸市の中華街・南京町
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