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バレンタインデー:“義理”より格上「世話チョコ」登場

恵比寿三越の「世話チョコ」キャンペーンで商品を見る女性客(左)=2008年2月1日、田後真里撮影
恵比寿三越の「世話チョコ」キャンペーンで商品を見る女性客(左)=2008年2月1日、田後真里撮影

 女性が男性にチョコレートを贈って愛を伝えるバレンタインデー(14日)を前に、百貨店では商戦がたけなわ。今年は“本命”でも“義理”でもない、お世話になった人に感謝の気持ちを贈る「世話チョコ」に的を絞ったキャンペーンが登場し、注目を集めている。 恵比寿三越(渋谷区恵比寿4)は、新たなキーワード「世話チョコ」を提案、品ぞろえを充実させた。昨年末に女性の来店者200人を対象にアンケートを実施。「バレンタインデーにプレゼントをあげる相手は」の問いに、彼氏(73人)や夫(71人)を上回り「会社の上司や同僚など」と答えた人が96人と最も多かった。予算は500円~1000円までが多く、次いで1000円台だった。味と質とともに、より個性的なものを求める傾向も分かった。

 同店は、“義理”よりも格上の“お世話になった感謝”と分析。ダイアナ元英皇太子妃も利用したマフィン店「ノッティングヒルケイクス」の限定商品や手鞠(てまり)をモチーフにした彩り豊かな和風チョコなど、1000円台で見た目と味にこだわったスイーツを集めたという。

 チョコレートの製造者団体、日本チョコレート・ココア協会の広報担当、藤田康子さんは、仕事や習い事といった女性の社会進出で「世話チョコ」の需要はさらに上がるという。「義理という言葉に比べ、時代に合っている。安いチョコをたくさんばらまくのではなく、チョコも渡す相手も厳選する女性が増えていると感じる」と話している。【田後真里】

毎日新聞 2008年2月2日 11時07分 (最終更新時間 2月2日 12時24分)

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