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工場に安全上の問題なし ギョーザ中毒で中国当局者 '08/2/2

 【石家荘(中国河北省)2日共同=塩沢英一】中国製ギョーザによる中毒で、河北省の輸出食品の安全を管理する同省輸出入検査検疫局の程方てい・ほう局長は二日、石家荘市内で記者会見し、問題のギョーザを製造した「天洋食品」の工場の原料や生産過程に「安全上の問題は見つからなかった」と発表、工場は中毒の原因となった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は使用していなかったと述べた。

 程局長によると、これまで工場の職員三十人を調査したが不審な点はなかった。日本に輸出されたギョーザ製品に混入した経緯については「われわれも関心を持っている」とした。

 程局長は、工場で昨年二月から今年一月まで計二十四回の品質検査を実施し問題はなかったと述べた。

 検疫当局は、中毒発覚後、天洋食品の工場で生産された製品のサンプルや包装袋の検査を行ってきたが、メタミドホスは検出されていない。

        

◇       ◇

 ▽中国の調査チーム訪日、3日以降に

 【北京2日共同】中国製ギョーザによる中毒をめぐり、二日からの予定だった中国当局の調査チームの訪日は、北京から搭乗予定の中国国際航空便が天候不良で欠航となったため、三日以降にずれこむことになった。




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