■対中依存が高いから穏便に・・・というのはやめましょう
中国殺人餃子でありますが
結局、食糧自給率の問題に大きく関係するわけで、
病的マンセー局を叩くにしろ、敵塩だと争点がそちらに行きますね^^
下
【中国産毒餃子外伝】
検証動画:古館&加藤工作員による餃子発言 by 報道ステーション
http://birthofblues.livedoor.biz/archives/50526168.html
(Birth of Bluesさん)
見事なヒートアップ制御でランチェスター^^
で加藤さんでありますが、
BoBさんの一発に(爆
↓
加藤千洋の中国食紀行―うまいを知れば「素顔の中国」が見えてくる
加藤 千洋
話はそれましたが
団長さんがすでに警告されていたんですね(爆
↓
中国、韓国産汚染食材を日本に輸出するための裏街道
http://antikimchi.seesaa.net/article/22703429.html
(アンチキムチさん)
どんなヤバイ食材も 冷凍食品とかレトルト食品 に加工しちまえば日本にはほぼフリーパスで輸出できちまうんだな。(爆w
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でやはり、タイミングが重なった福田首相の
「食料自給率への危惧」
が気になるわけです。
■自給率低下構造を再考しましょう
確かに、食管制度の失敗や産業構造上の調整問題
そして食糧安保という概念もあるのですが
基本的に我が国というのは、グローバル経済に
迎合するようで出来ない体質なのです。
グローバルと言うのは秩序ではなく、フルコンタクト格闘技のようなもので
国民性以前に戦後民主主義概念から脱皮できない以上
そんな野蛮な中で生存できるようには出来ていないわけです。
【官房長官会見(1)】「中国産品買い控え 止めることはできないが…」
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080131/plc0801311810008-n1.htm
(産経)
のん気といえばのん気だし、
今の対外依存度を思えば、国民生活に直撃するわけで・・・
でも何故こういうことになるんだ・・という話です。
中国からの加工食品輸入急増=9年間で6倍増との調査も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000249-jij-int
(Yahoo時事)
財務省の貿易統計によると、中国から日本に輸入される食料品・動物の輸入額は1997年の約6000億円から2007年には1.5倍の約9100億円に増加している。残留農薬への懸念から野菜を中心に07年の輸入額はピークの06年を下回ったが、日本貿易振興機構(ジェトロ)では「加工食品はかえって増加基調にある」としている。
日本冷凍食品協会(東京)が会員企業を対象に実施した調査でも、中国からの調理冷凍食品の輸入は1997年の141億円から2006年には約6倍の812億円に急増している。
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「加工食品はかえって増加基調にある」
これは、生産国表示の不要な外食産業での伸び率もさることながら
大手ブランドの下に隠れれば気にならないと言う
対中意識の低さからも来ているのでしょう。
で外食産業における原産地表示の問題もありますが・・・
でその前に、我が国の全加工食品の輸入高は
確か一兆5000億円ぐらいだったと思うのですが
9000億といえばその6割。
恐ろしい依存度であります。
実はこの加工食品というのがやっかいで、
依存性が高まると、一次産品の自給率が上がったところで
すぐに需要構造に結びつかないわけです。
包丁も使わない主婦が増えているぐらいですから。
でこの中国からの食品輸入量は
対中直接投資に比例して伸びているわけです。
(為替動向もあるので概ねこのようになる)
だから’06がピークと言っても、
食品汚染が低下主因というわけではないと。
対中依存は対中投資の裏返しであります。
↓
で図では’94年以前が見えませんが’92以降そして契約ベースでは
’95に急激に増えています。
(これは概ね世界の対中投資の推移と同じ傾向です。)
以降の一時的な低下は通貨危機によるものですので別として
これは「天安門事件」による経済制裁に絡む投資の動きです。
つまり、我が国・日米構造協議・交渉の時期に重なっていたわけで
天安門事件後、アメリカが率先して対中制裁を進めながら、
水面下で対中交渉を続けていた時期に
我が国は農業自由化論議が進んでいたわけです。
(小沢さんが先帝陛下訪中を画策する前に
ヘイグ米国務長官が西側要人として始めて訪中しています。)
ところが、国内では主に、
欧米を中心とした新自由経済への対応がテーマとなっており、
対中貿易はそのテーマから意図的にずらされていました。
だから保守中道相乗りで
「食糧自給率低下はグローバル経済下では
脅威とはならない」
という前提で話が進んでいったわけです。
ところが蓋を開けてみれば、
欧米との自由化より脅威となったのが
中国でありました。
で実は旧田中派のメインテーマは「対中投資」だったのです。
元々日中国交回復は
ハードカレンシー不足に悩む周恩来と
石油の供給源を増やしたい田中角栄さんとの
思惑の一致が背景にあります。
だから、中国の石油開発と技術に対し公的資金を注ぎ込み
実際に中国石油輸出の6割が我が国に輸出されるようになったのです。
それが対中資金供与拡大の第一要因なわけです。
そこから対中投資拡大が実質的に始まるわけですが
事実上の経世会リーダーとなった小沢さんが
対米協議を利用しながら、対中投資の露払いを模索
していた・・というのが事実なのです。
私が小沢さんの問題を論うのは
その「言行不一致」にあります。
「食糧自給率を100%にする」と言いながら
実際に模索しているのは、その逆であり、
しかも我が国の国情からみての
理想的自給率を論じようとしない。
例えば、細川政権時代に何をしたか?
ガット・ウルグアイランド協議に絡む
「コメの関税化」協議において
表では「自給率維持」を掲げながら
関税化反対決議の阻止に動いたのです。
で恒例の民主党訪中団が朱鎔基にWTO加盟に際し
朱鎔基から
「中国国内農産物を守る自信がない」
と直接言われているのです。
つまり、対中依存度を高めると
いつか中国国内消費にも回らなくなる事態に
対処どころか蛇口が閉まる可能性をほのめかしている。
事実、WTO加盟後中国農業は疲弊し、
砂漠化による農耕面積の減少は進んでいます。
つまり、今の食糧依存は
中国最後の儲け時に貢いでいるだけなのです。
昨年にはWTO加盟に際する各種猶予措置が終わり、
その混乱も中国経済に影響を及ぼし始めています。
で・・
中国擁護のご本尊が早速やってしますが
これはナベツネさんの指令ですか?^^
↓
[解説]中国食品への不信
過剰反応は禁物 日本安全向上へ協力必要
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20071225gr02.htm
(読売)
中国の「食の安全」への不信が高まっている。ただ、日本の食生活は中国産品に大きく依存している。いたずらに不安にかられず、冷静に問題点を把握することが肝要だ。
~~
しかし、中国の違反件数が目立つのは、輸入食品の届け出件数自体が57万8524件(31・1%)と、他の国・地域より圧倒的に多いことの反映でもある。
届け出輸入食品のうち問題食品がどのくらいあるかを示す違反率そのものは、中国の場合、0・09%と全体のほぼ平均水準にある。これに対し、違反率ではベトナム(0・35%)、インド(0・29%)、台湾(0・17%)、米国(0・12%)などの方が中国よりも高い。アジア、北米、南米、アフリカの各地区平均違反率と比べても、中国はそれらを下回っている。つまり、違反率を見る限り、中国産だけをことさら目の敵にする理由はない。厚労省医薬食品局では「中国からの輸入食品全部が危険なわけではない。輸入量が膨大なので、検査も増え、必然的に違反件数が多くなる」と指摘している。
違反食品の約3分の1が中国産という現実は軽視できず、一層の監視強化が必要だが、危険度を誇大に解釈することは禁物といえる。
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残留農薬とかの問題と
故意的な殺人未遂を同列に論じる愚です。
で今後は食糧自給率を考えるに
加工食品の依存度拡大も含めなくてはいけない・・・
一次産品自給率でいうと
食料安保とか・・いや関係ない・・とか議論になりますが
加工食品を絡めるとさらにややこしくなります。
飢餓感で考えるなら
食料と食品の違いです。
飢餓感に関し、食料のあるなしの間に
充足感が入ってくるのです。
つまり、経済指数の動向に、二段階の飢餓感が入り込むわけです。
そのあたり、食料自給率を考えることが
ナンセンス・・・とは言い切れない影響があると思います。
結局、グローバル経済下においても
先進国は各国の国情に合わせた自給率を維持しているわけで
そのあたり、足し算引き算では無かったりするのではと。
↓
主要国自給率
わけがわからないエントリですが
何が言いたいのかと言うと
殺人餃子事件・・・
食料自給率の問題と
自由主義経済とのバーターで売り渡した自給率と
適正自給率を論じる必要。
もちろん、単に
「食料を海外に依存すると言うのは国家の自主自立の決定権を失う」
というつもりだけの事ではなくて、
経済原理の上でも、
例えば、
「中国の膨張による食料争奪戦の世紀に生き残れるのか?」
という話です。
でタイトルの
大日本玄米連盟
・・・・
意味があるようで意味がない^^
ただ、飽食と言われる時代にあって、
おかしなことになっていないか?
どうも我が国は本当の経済合理性を捨てているのではないか・・・
という気持ちで。
食品廃棄物と輸入量の複雑な気持ち
http://www.inawara.com/nemohamo/papers/no24/maki24.htm
参考--
格差社会だとかアメリカのポチだとか
小泉さんが批判の的になっておりますが
お蔵入りになったのを引っ張り出してきて
今の我が国の社会構造のベースにしたのはだ~れ?
と言う話です。
↓
国際協調のための経済構造調整研究会報告書(経構研報告)
前川レポート
http://www.komazawa-u.ac.jp/~kobamasa/lecture/japaneco/maekawarep.htm
■無題
競争力は分かるのですが、財界(全体のどれくらいかは分からない)の都合に振り回され過ぎています。
別問題ですが、国内労働市場(派遣業者が暴走する現状)や外人研修制度など然り。
角栄以来カネになる以上難しいか・・・