ターゲットコントロールについて
スギ金の導入で注目されはじめたものの一つに敵対心の概念があると思います。
スギ金では道中に出てくる雑魚悪魔といえど攻撃力は従来ダンジョンのボスに匹敵するほど高いです。
そこでスギ金に出てくる大半の悪魔の攻撃相性が突撃だということに着目して、突撃相性無効の仲魔を盾にするという戦術が現在では一般的になっています。
そのターゲットを集める為の手段として、発動が早く、消費が少なく、またノックバック係数が発生しない為、他者の攻撃を阻害しないマハラクンダやマハサマンダを使っている人も多いと思います。
しかし、その仲魔に思うように敵悪魔のターゲットが集まらず、本体が攻撃されてしまう、またマハラクンダやマハサマンダを撃ってもなかなか自分からターゲットが離れない、使い難いという人も多いのではないでしょうか?
基本的に悪魔は敵対行動を取る条件がそれぞれに定められています。
敵対行動パターンはだいたい以下のようなものがあります。
1.範囲内にターゲットが侵入した。
2.範囲内で魔法詠唱が行われた。
3.ターゲットに攻撃された。
まず、1ですがほとんどのアクティブな悪魔はこの条件で攻撃をしかけてきます。
この範囲の広さについては悪魔によって様々ですがスギ金に登場する悪魔は、実はそれほど広くありません。
この条件による敵対行動発動は、範囲内に入ってから攻撃をされるまでのタイムラグがある(同じ範囲内の悪魔でも反応するまで早い悪魔と遅い悪魔が居る)為、不意打ち状態となりやすく、タイミングがつかめずに対応しづらい場合も多いと思います。
2は、範囲がかなり広い上に即座に敵対行動に移ります。
注意してほしいのは「詠唱」行動であって「発動」行動ではない点に注意してください。
つまり、範囲外で魔法詠唱を完了し、詠唱完了状態で敵悪魔の範囲内に進入しても魔法詠唱反応は起きないということです。
また注意すべき点は詠唱が完了するしないは一切関係なく詠唱を開始した時点で反応されます。
3は、こちらから攻撃した敵が攻撃をしてくる、という単純な敵対行動です。
まだどのターゲットにも「敵対行動を取る条件」をクリアしていない悪魔に攻撃を仕掛けた場合、100%攻撃をしかけた者に対して敵対行動を取ります。
なお、1と2の共通点は悪魔固有で定められた「ターゲット最大数」というものがあり、一つのターゲットに対して同時に敵対行動を取れる数が決まっているということです。
たとえば、5匹の悪魔の集団に突っ込んだとして、その悪魔に設定された「ターゲット最大数」が2匹だとしましょう。
そうすると5匹居ても2匹しか襲ってこないということになります。
これの注意点は、プレイヤーキャラクター(以下PC)と仲魔それぞれ別ターゲットとされており、上記の例でいうとPCと仲魔で同時に突っ込んだ場合、それぞれに2体ずつ襲い掛かってきて、残り1体だけ襲ってこないということになります。
このターゲット最大数が多い悪魔のことを「複タゲ」と呼称する人も多いです。
3の場合は、こちらから攻撃するということで上記のようなターゲット最大数の影響は受けません。
たとえば、上記の例だとPCに2体、仲魔に2体襲い掛かってきている状態で残り1体に仲魔が攻撃を仕掛けたとすると仲魔は3体から襲われることになります。
では、上記のシステムを前提に本題に入ります。
スギ金攻略時に上手く突撃無効の仲魔にターゲットが集まらず、自分も攻撃されてしまう、という人は以下のような行動を取ってはいないでしょうか?
マハンダを事前に詠唱させておき、PCで突っ込んで敵を沸かせた後、敵に対して仲魔のマハンダを発動させにいく。
→この場合はマハンダが当たらない限り悪魔は敵対行動を取りません。
1の条件になる範囲内のターゲットを攻撃するという条件は、範囲内ならば近くに居るか居ないかはまったく関係なく範囲内の攻撃対象をランダムで選定する為、マハンダが当たっていない相手は離れてるPCに向かってくる確率も高いです。
もし、その状態でPC側が魔法詠唱をしてしまった場合は、詠唱反応する悪魔は、近くに居る仲魔を完全にスルーしてPCに襲い掛かってくるでしょう。
→では、どうするのがターゲットを仲魔に集めやすいのか
基本的に敵悪魔が沸く際は、PCが沸き範囲に踏み込まない限り沸きません。
なので部屋に入るときはどうしてもPCから先に踏み込むことになります。
仲魔は少し後ろから追いかけてきてるのが基本でしょう。
そこで広範囲かつ反応が早い2の条件・・・「詠唱反応」を利用します。
仲魔と併走しつつ、部屋に突入し敵が沸いた時点で仲魔の魔法を2種類交互に連打しましょう。
詠唱が完了しなくても詠唱さえすれば問題が無いので詠唱のみを連続で行うことが重要です。これで詠唱反応した敵悪魔は仲魔に対して攻撃を仕掛けてきます。
しかし、上でも書いたように反応による敵対行動は数に限りがありますので、反応していない敵をターゲットし、そのままマハンダのショートカットキーなどを連打して仲魔に突っ込ませましょう。
(突っ込ませている最中に再度、魔法2種のショートカットを交互に連打して、詠唱反応する悪魔が残っていないかの確認も忘れずに)
これで仲魔に対して詠唱反応した悪魔+マハンダを受けた悪魔がターゲットすることになります。
後は本体で各個撃破orスピンや魔崩拳で固まった敵を仕留めていけばOKです。
すでに敵対行動を取っている悪魔は、1や2の条件ではターゲットを変更しません。
スギ金でもっとも使いやすいと言われているスルトなどは、近接が高く魔法が低めの為、マハンダのみで魔法2種積んでる人は少ないかもしれませんが、異なる魔法のショーカットを交互に連打(詠唱キャンセルする)を使うほうが確実に詠唱反応を誘発させ、ターゲットコントロールが簡単になります。
この詠唱反応させる魔法はメディアラマ、リカームやマハタルカジャなどの回復・補助魔法でも問題なく機能します。
ちなみにスギ金においてはジャックランタンやジャックフロスト、タンキやカトブレパスは2の詠唱反応がしにくい(または範囲が狭い?)ので多くの場合で直接攻撃を加える必要があります。
スルトの場合だと詠唱反応でケルベロスやオルトロスを集め、詠唱反応しにくいジャックフロストへマハンダターゲットで近づき、近づいたところで地獄の業火を叩き込むといった戦術が有効でしょう。
フロストさえ居なくなれば、心置きなくPC側のフリージングランスや氷結相性武器によるスピンを使うことが出来ます。
しかし、異形のパワーの場合は、詠唱反応させて即敵対行動をさせてしまうのは、メギドラやデスバウンドの関係上、危険が伴います。
湧き直後から1の条件で敵対行動を取るまでのノンアクティブな時間に始末してしまうのが一番被害が少ないです。
パーティプレイの場合、火力の高いメンバー(呪殺相性が使える等)が待機しておき、他のメンバーの仲魔に詠唱反応したのを確認してから、パワーが向かってくる軌道の左右から回り込む形でパワーを始末しにいくのも有効です。(回り込むのは、メギドラやデスバウンドに巻き込まれない為)
もしくは沸く前にパワーの沸き位置で殲滅メンバーが待機しておき、別のメンバーで沸かせるというのも有効な手段となります。
これらのターゲットコントロールは、知っている知らないで大きな差が出ると思いますので是非、試してみてください。