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【社会】

死刑廃止議連が抗議の会見 「大量処刑時代の幕開け」

2008年2月1日 17時45分

 3人の死刑が執行されたことに対し「死刑廃止を推進する議員連盟」のメンバーらが1日午後、衆院第2議員会館内で記者会見し、事務局長の保坂展人衆院議員(社民)は「前回の執行から2カ月もたっていない。大量処刑時代の幕開けではないか。強く抗議する」と怒りをあらわにした。

 保坂議員は死刑の執行停止を求めた昨年12月の国連総会決議に言及し「日本政府としても決議を軽んじることはできないはずだが、それに対する回答が今回の執行。世界の流れに逆らっており、情報公開も不十分だ」と指摘した。

 死刑廃止に取り組む安田好弘弁護士も「死刑判決は10年前の3、4倍になるなど司法が感情的、報復的になっている。(裁判員制度で)市民による誤判や死刑判決増大の恐れがあり、終身刑を設けて選択肢を広げるべきだ」と訴えた。

(共同)
 

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