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> 第111回 進藤晶子さん
保育園もいろいろありますか?
- 佐々木
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保育園はいいですよ。
- 進藤
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でも最初、一人目のお子さんが生まれたときに、トイレに行くのも心配で、っておっしゃってたのに、保育園最初の日は、勇気がいったんじゃないですか?
- 佐々木
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そんなことないですよ。保育園に行ったのは、生後8カ月くらいだったので、もうその頃には、私も大丈夫だったんですね。それと、ベビーシッターさんを1日12時間くらい頼んだらいくらだろうって調べてたら、電話をかけたある会社からは月70万円なんて答えが返ってきて。それで驚いて、保育園を調べ始めたんです。
私の子どもたちは公立の保育園で育ちましたが、看護婦さんもいて、食事も手作りで、いたれりつくせりで、親としても学ぶことが多くて、本当によかったです。考えてみると、0歳児の子ども同士のコミュニティの中で育つことはいいことだし。いいですよ、保育園。
- 進藤
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いろんなタイプの保育園があると聞いたんですが。
- 佐々木
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私立の場合は、さまざまな特徴があると思いますので、調べた方がいいですね。私は、公立も私立も、見に行きましたけれどね。
- 進藤
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保育士さんをですか?
- 佐々木
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はい。保育士さんとか、あと保育園の立地条件とか、見に行きました。中に入れてくださって、園長さんとお話したり、乳幼児の部屋を見せていただいたりしました。生まれる前は、妊娠中でさえも、駅の上にある保育園がいいじゃないとか、夜9時までやっててくれると便利だな、って思ったんです。
でもね、生まれてきた赤ん坊の顔を見たとたんに、そんなところに預けられない、って思ったのね。もちろんそういった施設は必要だけれど、0歳から6歳まで、1日10時間近く、子どもが人生の最初の時間を生活する環境ですから、その場所で人格も作られるし、感情の基盤もつくられるでしょう。だから、園庭が広いかとか、日当たりはどうか、給食室はあるかとか、あと、どういったふうに運営されているのかっていう雰囲気も気に掛けましたよ。だから、基本的に、園の中は自由に見せてもらいましたよ。
- 進藤
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私の周囲に24時間預かってくれるところに預けているママさんもいます。
- 佐々木
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24時間の保育園が必要な人は絶対いるわけじゃないですか。夜、仕事がある人もいれば、出張もあったりして。必ずしも、夫とか、親がいない人もいっぱいいるから。だから、サービスとして提供されるべきものとしては、絶対いるんですよね。絶対必要なんです。
でも、一方で、小学校生活の約3倍の長さの時間を過ごす場所なんですよね、保育園って。それも、人生の初めに体験する場所でしょ。環境も、食事も、大切かなって。だから、選択肢があるなら、その中で、自分で選ぶことが必要だと思うんです。今でも、我が家の子どもたちは保育園の仲間たちと同窓会をしたり、仲良くしたりして。
- 進藤
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なるほど。ママのネットワークもできるんですね。先輩ママの体験談は参考になりますね。
- 佐々木
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私の個人的な事例ですけど、ね。
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