ごみ収集車も環境対策/那覇市が全国初導入
二酸化炭素などの排出を抑え、環境にやさしいディーゼルハイブリッドのごみ収集車と資源ごみ収集車の出発式が三十日午前、南風原町の那覇市・南風原町環境施設組合で開かれた。
那覇市の依頼で沖縄ふそう(浦添市)が開発したもので、ディーゼルハイブリッドのごみ収集車は全国で初めてという。同日、収集員が両車両で初めての収集に出発した。
二台の車両は二トントラックで、関係者によると、二〇〇三年度の国の排出ガス規制の基準に比べ、二酸化炭素(CO2)を17%、黒煙の原因となる粒子状物質を85%以上低減できる。
市は本年度に買い替えたごみ収集車十台のうち、二台のディーゼルハイブリッド車を導入。
価格はごみ収集車が約六百三十万円、資源ごみ収集車が約五百万円で、いずれも通常のごみ収集車より約百五十万円高い。
出発式で翁長雄志市長は「燃料の節約、CO2の排出削減で、環境保全への取り組みがさらに一歩前進すると期待している」とあいさつした。
市は今後も、ディーゼルハイブリッド車両の導入を進める予定。