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医療事故:看護師が呼吸器外し患者死亡 大阪の病院

 大阪府八尾市の「八尾徳洲会総合病院」で昨年12月、末期の乳がんで入院していた女性患者(87)の人工呼吸器を看護師が外したまま放置し、患者が死亡していたことが1日、分かった。府警八尾署は業務上過失致死の疑いがあるとみて調べている。

 同署によると、看護師2人が同月17日午前9時半ごろ、患者の体をふくため、人工呼吸器を外した。許可された30分間で作業を終えたが、再装着せずに、別の患者の様子を見に行ったという。

 このうち1人の看護師が約1時間後に戻ると、患者がぐったりしており、間もなく死亡が確認された。通常、人工呼吸器は外れるとアラームが鳴る仕組みだが、同病院では普段から、アラームが鳴らない別の器具を使っていたという。

 1日、会見した松田康雄副院長によると、患者の遺族には説明し謝罪したという。松田副院長は「医療事故で患者さんが亡くなったことに関し、おわび申し上げる。事故と死亡との因果関係については警察の判断を仰ぎたい」と述べた。

毎日新聞 2008年2月1日 17時20分 (最終更新時間 2月1日 19時03分)

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