狂信的環境テロ集団シー・シェパードと「環境」企業パタゴニアの関係(1/21追記)
日本では某巨大掲示板で触れられている程度ですが、イギリスのUKClimbingフォーラムでは激論になっている模様。
日本の捕鯨船に数々の暴力行為を繰り返してきた、環境保護の仮面を被った狂信的暴力テロ集団シー・シェパードのスポンサーにあのパタゴニアが荷担しているのではないか、という議論です。
そもそもの発端はウィキペディア英語版のこちらの記事↓
Sea Shepherd by Wikipedia
この記事に、
『Corporate sponsors include John Paul Mitchell Systems and Patagonia.』
と明記されています。
しかしウィキペディアの信憑性に関しては洋の東西を問わず問題になっているようで、果たしてパタゴニア社はどの程度、どのようにシー・シェパードに関わっていたのか?
UKClimbingフォーラムにおいて、David Hooper氏が直接パタゴニア社に問い合わせ、それがまたフォーラムで議論になってます。
Patagonia and Sea Shepherd by UKclimbing1/19
この記事において、パタゴニア社のJonathan Petty氏が回答を寄せています。
この回答によれば、
『As far as Sea Shepherd goes we are not a corporate sponsor as wikipedia suggests.』としてウィキペディアに明記されているような企業スポンサーではないことを否定する一方、
『Patagonia has supported Sea Shepherd's overall efforts to protect our ocean's biodiversity at times over the past 15 years.』
(パタゴニア社は海洋の生物多様性を保護するシー・シェパードの広範囲な努力を過去15年間支持してきました。)
と、あります。
この『supported』をどのように解釈するか微妙なところですが、金銭的支援以外の手法であったとしても、何らかの形で支援していたことは認めたと解釈していいのではないでしょうか。
UKClimbingフォーラムではクライマー達がこの回答を受けて様々な議論を展開しています。
シーシェパードの暴力行為は認められないという者もあれば、クライマーには反社会・反権力といった伝統がありシー・シェパードを支持する者もあり。
フォーラムの議論の中で印象に残ったのは、 ハンドルネーム「djviper」氏の次のコメントでした。
『climbing is now the middle class fasion accesory, and there fore its comunual political views reflect this』
(クライミングは今や中流階級のファッションです。社会的・政治的な見解はそれを反映します。)
パタゴニア社日本支社にはスタッフはもとより、スポンサーを受けている方々もクライミングや環境活動に優れた見解をお持ちの方がたくさんいたと記憶していますが、ぜひシー・シェパードに対する見解をお聞きしたいところですね。
まあ、環境ビジネスに目の色変えている日本のメディアはパタゴニア社マンセー状態なので期待はしてませんが。
---------------------------------------------------
1/21追記
コメント欄に情報を提供いただきました。
日本国内でもmixiで既に議論になっているようです。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27132117
また、シー・シェパードはパタゴニア社から衣類など現物提供してもらっているとのこと。
・・・捕鯨問題に関しては、私は環境平和団体の仮面を被った極左政治団体「緑豆」と違い捕鯨容認派であります。
そろそろ愛用のキャプリーンを脱ぐべきか?
| 固定リンク
「ブナ林ガイド」カテゴリの記事
- 狂信的環境テロ集団シー・シェパードと「環境」企業パタゴニアの関係(1/21追記)(2008.01.20)
- 栗原はるみの挑戦~和食のこころを伝えたい(2007.12.29)
- 山形県「植物方言」誌(2007.12.07)
- 秋はいずこへ(2007.10.21)
- とんぼ(2007.10.18)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/21370/17759199
この記事へのトラックバック一覧です: 狂信的環境テロ集団シー・シェパードと「環境」企業パタゴニアの関係(1/21追記):
» パタゴニア社がシーシェパードを後援している件 [バフェ 黒いベレー]
パタゴニア社がシーシェパードを後援している件。
狂信的環境テロ集団シー・シェパードと「環境」企業パタゴニアの関係(1/21追記)
日本では某巨大掲示板で触れられている程度... [続きを読む]
受信: 2008.01.22 22:27
コメント
こんにちは
mixi のパタゴニアコミュの
「シーシェパードとパタゴニア」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=27132117
で議論になっています。もし mixi ユーザーでいらしたらご覧下さい。
パタゴニアのシー・シェパードへのサポート内容ですが、シー・シェパードの公式サイトのスポンサーリストのページによると、防寒具などの衣類提供を受けている、とのことでした。
http://www.seashepherd.org/sponsors.html
投稿 ゴウユウ | 2008.01.21 17:59
re:ゴウユウ様
情報提供ありがとうございました。
残念ながら私はmixiユーザーではないのですが、この記事をアップして以来、当ブログのアクセス数が倍増していたのでビックリしてました。両者の関係について関心が高まっているようですね。
今後共何かございましたらご教示いただければ幸いでございます。
投稿 聖母峰 | 2008.01.21 22:17
レスポンスどうもありがとうございます。
mixi の当該トピックからこちらのページにリンクさせていただいています。ここ経由で、UK Climbing にたどり着いてもらえればと思って。
僕は捕鯨に関しては、熊野太地等で行われている日本古来の伝統を受け継いだ近海捕鯨には賛成しています。昨年熊野に行った際もクジラ肉を食べました。遠洋捕鯨に関しては、一部、政治的なプライドで継続している部分もあるようなので、少し疑問に感じる部分もあります。とはいえ、あのような人命に関わる暴力行為を行う過激派は、一人のアウトドア愛好家として、許せるものではないです。
ああいう集団に自社製品を無償提供しているブランドの服を着てトレッキングポイントに行くことが、自分にとって政治的に不本意な意思表明になってしまうおそれがありますから、「パタゴニアがシーシェパードへの援助を辞めるという意思表示をしない限り、パタゴニア製品を買わない、使わない」という電話をパタゴニア日本支社のお客様窓口にかけました。ちょっとおおげさかもしれませんがユーザーの声として汲み取ってほしくて。
ちなみに、僕は、祖父母が山形の葉山の近く出身ということもあり、月山にも夏に4回ほど登ったことがあるのですが、このブログのタイトルには大きな共感を覚えましたよ(笑)
投稿 ゴウユウ | 2008.01.22 00:09