中国製冷凍ギョーザの殺虫剤中毒発覚から丸1日たった31日夕、東京都内のスーパーなどの店頭では、台所を預かる主婦らが夕食のメニューに思案する姿が見られた。「これからは手作りする」という“宣言”の一方、子供の弁当作りに安くて手軽な冷凍食品は欠かせないという声も。原材料の産地は表示されず「何を買えばよいのか」との戸惑いも広がっている。
「ニュースを聞いて、すぐに冷蔵庫の冷凍食品を捨てた。高くても安心できるものを買いたい」。東京・浅草のスーパーで買い物中の主婦(50)は、冷凍食品との決別を誓った。この日は3軒のスーパーを回って安い食材を買い集めたといい、「子供の教育費が高いので、できるだけ切りつめないと」と話した。(07:00)