1日から業務を始めた医師確保対策室=県庁
県が衛生部医療政策課に新設した「医師確保対策室」が1日午前、業務を開始した。これまでの対策係を格上げし、職員を4人から6人に拡充。県内各地の病院で深刻化している医師不足対策に専門的に取り組む。
室長に就いた桑島昭文衛生技監は室員を前に「非常に厳しい状況だが、皆さんの協力で精いっぱい頑張る」とあいさつ。取材に対し「県内をきめ細かく回り、個々の病院の事情を聴きながら県内の医療体制を強固なものにつくりかえたい」と述べた。
同室は、県内医療機関への就職をあっせんする「ドクターバンク」など制度設計を担う「企画調整班」と、県外の医師や医療機関を訪問して県内に勧誘する「医師確保特別班」で構成。今月中旬に1人増員し、4月からはさらに1人増やして8人体制にする。