 | 代理出産の是非で公開シンポ シンポジウムには、国内で代理出産を行っている長野県の根津八紘医師や、アメリカで代理出産により双子の男の子を産んでもらったタレントの向井亜紀さんなど150人余りが参加しました。まず、代理出産の是非を検討している委員会の鴨下重彦委員長が30日に示した素案について説明し、「新たな法律を作り、原則として禁止する一方で、代理出産する女性や子どもへの影響などの科学的なデータを集めるため、国の厳重な管理の下なら例外的に認めてよいのではないか」と会場に問いかけました。これに対し、参加した人からは、「子どもがほしいというだけで、こうした行為を認めてもいいのか」といった意見や、「国の調査では半数以上の人が認めているが、なぜ法律で禁止するのか」といった意見が出されました。また、向井さんは、「例外的と言うけれども具体的にどのような形で実施することを想定しているのか」などと質問していました。検討委員会は、31日の議論も参考にしながら近く最終的な報告書をまとめることにしています。タレントの向井亜紀さんは、「そもそも代理出産を禁止すると決めてからデータを集めるというのは、順番がおかしい。国の厳重な管理の下で、試験的に行う代理出産は、人間を物としか見ない調査だと思う。今のままだと具体的な議論が足りず、よけいに混乱が広がってしまうので、もっと議論を深めてほしい」と話しています。   | 2月1日 6時10分 |
|  |  | 代理出産の是非で公開シンポ 2月1日 6時10分
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