2008年1月31日 (木曜日)

日々の歩み

昨日(1月30日)は登別温泉で「住職会議(組会)」があったのだが、泊まらずに夜中に帰ってきた。今日(31日)のスケジュールが忙しかったからだ。そして、今日で1月も終了なので、明日からの「2月のスケジュール表」を確認する。予定をチェックしながら、気分が重たくなるのを感じる。「また忙しい月になりそうだな・・・」

  

でもね、

実際にその日々を生きる僕自身を見つめてみると、結構「やりがい」を持ってイキイキと毎日を過ごしているものだ。

喜びも哀しみも、楽しさも苦しさも、具体的な、「日々の歩み」の中にある。

だから、僕は歩く。

「日々の歩み」の中で、何を見つめ、何を感じ、何を学び、何に心を震わせるのか・・・、「予定表」だけを見て、アレコレ考えていても仕方ない。

・・・・・と、分かってはいるんだけど、ねぇ(苦笑)

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2008年1月30日 (水曜日)

出逢い

すごく変な言い方をするけど、

「この人と一緒なら、100%沈没するであろう船に一緒に乗っているとしても、最後まで共に頑張ってあがきもがき、そして、沈没していけるな。」

いや、「沈没するであろう船」だなんて、変な喩えなのは分かってる。

でも暗雲立ち込める不安な場面に、それくらい「大きな存在」を直感的に感じる瞬間、その人との「出逢い」に感動し、感謝する…。

「同じ時代を生きる同志」として「今」あなたと会えた「偶然」、
あるいは、
あなたが「そこにいてくれている」という事実、

そのことが、
たまらなく嬉しく、そして哀しい。


「沈んでいく船の上」で、私は何を願い、何を見つめ、どう動き、何をしようとするか?
あがきもがく「私」の視界の中に、あがきもがいている「あなた」の気配がチラッと見えている。

そのことが、
たまらなく嬉しく、そして哀しい。

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2008年1月28日 (月曜日)

一つ道

 昨日、ウチのお寺の月例の「学習会」を担当し、「歎異抄」の第1条を読んだ。

 

 「往生」というキーワード。一般的には、【死んであの世に逝くこと】と考えられているが、単なる「死後の世界」のこととして考えると、仏教が「生きている」現在と何の関係もないボヤ~~~っとした話になってしまい、生きていくヒントにもパワーにもならない。

 浄土真宗の「救い」として語られる「往生」について、かつて、ある先生は、「歩んでいく道が見つかること」「病気とか死という状況をも私の道として歩いていける(引き受けていける)事」というようなニュアンスで話していた。

 少なくとも、「救い」とは、「私自身の都合」が満たされる事ではない。「悩み苦しみ」が消えて無くなることではない。思い通りにならない人生の途上で、どう転んでも、歩み続ける道を発見する事、私の本当の「場」をいただくこと、、、、

 ナ~~~~~ンテ、「頭」で考えてるだけでは、むずかしぃ。。。。

 

 どれだけ最悪な事が起こり、思い通りにならず、人生に躓いたとしても、何も恨まず、誰かをうらやまず、そこから再び立ち上がり歩き直す為に・・・・・、「基軸」を「私自身の都合」オンリーに置かず、「道理」の世界から「私の現在地」見た状況判断として如実に受け止める。喰らう。噛み締める。

 どれだけ善き事が続き、思い通りに事が進み、有頂天になっても、得意にならず、優越感に浸りまくらず、他者を見下さず、謙虚で有り続ける為に・・・・・、「基軸」を「私自身の都合」オンリーに置かず、「道理」の世界から「私の現在地」を見た状況判断として謙虚に受け止める。喰らう。噛み締める。

 善くて驕らず、悪くて腐らず。

 そんな「一つ道」を歩めたら・・・・・。日々、不安だらけの僕は、思うのだ。

 

 苦しい時こそ、自分の人生に対する姿勢を見つめ直してね、というサインなのだと思う。

 

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気になる会話パート2

今朝の檀家参りでの会話から。

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◎私「いやぁ、相撲終わりましたねー。白鵬が優勝してスッキリしたわ!」

●檀家のバーチャン「あら、お坊さんは白鵬ファンかい?ワチは朝青龍に勝って欲しかったね。なんかさ色々あって可哀想だったからさ、是非優勝して欲しかったのに残念だわぁー」

◎私「そ、そーですよねェ!!(汗) 休場明けなのにね、あんなに強くてスゴイですよねぇ、朝青龍!盛り上がりましたよねぇー。いやー、スゴイ!(汗)ハハハハハ(乾き笑)」

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以上の「スキット」のように
なんとなく相手も「そう思ってるかな」と発言した内容に、相手が「反対」意見だった場合………(=_=;)

このケースも、当初の「白鵬おめでとうさん的発言」をさりげな〜〜〜〜く取り下げて、「朝青龍残念だったねお疲れ様また来場所頑張りや的発言」で、バーチャンに合わせる私なのでした…。

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2008年1月26日 (土曜日)

気になる会話

ある檀家さん宅の40代の奥さんと私の会話から。

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●奥さん「お寺さんってさ、タバコ吸う?中国のタバコなんだけど・・・いる?」

◎私「えぇ??中国のですか??旅行でも行ってきたんですか?」

●奥さん「いや、友達からのお土産をもらったのよ。私、海外旅行なんて行ける訳ないでしょ!!」

◎私ですよねぇ〜〜〜〜!(強い口調で)

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以上の会話をしてから、な〜〜〜んか気になっている事がある。僕の「ですよね〜〜〜」という発言の解釈。

 

 もちろん、その奥さんの「仕事」が忙しく、海外旅行に行けるヒマがないのを僕は知っているので

 (休みなんてメッタにないだろうし、国内ですら出掛けられないのに、ましてや海外旅行なんて行けるわけない)ですよね〜〜〜!」

という意味で発言した言葉なのだが、

この言葉が

 (アンタなんか、海外旅行なんて行けるわけない)ですよね〜〜〜!」

と「ヘンな風」に解釈されたらどうしよう??感じ悪いなぁ・・・。

  

・・・・・なんか、その後の1日、そんな事が気になって仕方ない「気の小さい」僕なのでした。

 かといって、後日に奥さんに電話をかけて、

 

 「モシモシ、奥さん、ハハハ。スミマセンね、こんな時間に電話しちゃって。覚えてるかなぁ。前にね、中国のタバコを僕にいらないか?って奥さんが言ったとき、僕が言った《ですよね〜〜〜!》っていう発言の意味についてですが、ちょっと確認しておきたいと思いましてね。ハハハ。スミマセンね、こんな電話しちゃって。気になっちゃって。うん、奥さんが毎日お仕事忙しいの俺知ってるからね、休みなんてメッタにないだろうし、国内ですら出掛けられないのに、ましてや海外旅行なんて行けるわけない《ですよね〜〜〜!》って意味ですからね!!間違っても、アンタなんか、海外旅行なんて行けるわけない《ですよね〜〜〜!!》っていう意味じゃないですからね!!」

 ってこんな電話して確認し直すのも、逆にもっと感じワルイね(苦笑)。いや、モチロン電話なんてしてないけどね(笑)

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2008年1月25日 (金曜日)

雪でワヤ!

今日(24日)は、「爆弾低気圧」の影響で、雪と風がすごかった。
  
●朝、通院の母を近所の病院に送るのにノロノロ渋滞の国道通過に1時間もかかってしまった。
  
●檀家サン宅の前で、吹き溜まりにハマってしまいビートル君が動けなくなり、坊さんコスチューム(和服)のままでベチャベチャになりながら、車を掘り起こし。
 
●午後は、お寺の雪かき。あまりに大量で湿った重たい雪を運ぶのにヘトヘト…。人や車の出入りする道を確保する除雪だけでヘロヘロ。
  
 
  
とにかく、雪でワヤな1日だった。(ワヤって北海道弁?)
  
  
寺の向かいに住んでいるバアチャンが、空に向かって指さしながら、2年前の大雪の時と同じギャグを言った。
 
「もう(雪は)いらないって電話しといたのに!」
 
……お笑い芸人の「お決まりフレーズ」を待ち焦がれていたファンの様に、分かっているに僕はウケた。(2年前のブログはコチラ・・・http://minoyamakono.way-nifty.com/tomo/2006/01/post_d1f9.html

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2008年1月22日 (火曜日)

心に浮かぶ

  

「私を見ていて下さる人があり 

私を照らして下さる人があるので 

私はくじけずに今日を歩く」 (榎本栄一)

  

 最近、しみじみとこの念仏者の「お言葉」を噛み締めています。

 この言葉を「自分自身」に当てはめて味わってみると、

 心に浮かぶ「顔」や「存在」があります。 

 弱っちぃ私を見ていてくれて、ありがとうございます。

 

 「くじけずに歩く」

 なんか、そんな自分がめんこいです(*^_^*)

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