社会 : 辰野総合病院の女性外来が今月で終了
更新:2008-2-1 6:01
辰野町の町立辰野総合病院は、2004年10月から女性専門の相談・診療窓口として開設していた女性外来を2月末限りで終了する。担当医師の引き上げに伴う措置で、3月以降は他の専門科で対応する方針だ。
女性外来は、女性特有の病気や心の相談など男性医師には話しにくいとする女性に配慮して、南信地方では初めて開設した。毎週金曜日に女性医師と女性看護師の専門スタッフが診療や相談に対応。病気の原因となる心の負担軽減も重視し、毎月2回、電話による問診や希望に応じて、外来受診の予約受け付けも行っていた。
病院事務局によると、1日の受診者は「数人」で、妊婦を中心に「リピーターも何人かいる」という。今月に入って、担当の医師が派遣先の信州大学付属病院に戻ることが決まったため、女性外来の終了を急きょ決めた。
今後の対応について、病院側は「現在ある内科、外科、整形外科、眼科、皮膚科、耳鼻咽喉科、産婦人科の医師で対応する」としている。妊婦については「3月から希望により検診を月―木曜日に受け付ける」としている。
ただ、事務局では女性外来を同病院の目玉として設置した経過もあるため、「今後も再度開設できるよう努力はして行きたい」と話している。