二月十日、岡山市の神崎山公園競技場を発着点に西大寺駅伝競走大会が開かれます。中学時代に出場したなじみ深い大会でもあり、会社の若手たちに交じって毎年出ていたのですが、今回は断念しました。昨年からひざの調子が思わしくなく、サポート役に徹することにしたのです。
同大会の一般男子には毎年八十チームほどが出場。われわれのチームの目標は、後ろから十番よりは上位、繰り上げスタートでなく最後までタスキをつなぐ―いつもこの二つです。それでも皆、遅いなりに練習していないと達成はできません。
私のひざは、いろんな方のアドバイスで補強運動を続け、かなり痛みがとれてきました。しかし、まだ水中ウオークや土の上を軽く走る程度。練習不足は明らかです。やむを得ず、代わりのメンバーに無理やり頼みました。
さて、大阪国際女子マラソンで、福士加代子選手が途中から失速し、フラフラになりながらゴールしました。最後まで完走をあきらめない姿には感動させられましたが、アスリートの姿勢としてはどうでしょうか。事前に三十キロ以上の距離は練習しなかったとのこと。私は、マラソンはそんなに甘いものではないと思います。トップのレースとは天と地以上の差がありますが、われわれレベルでもぶっつけ本番は無謀です。
練習してまた、駅伝に出たい! 私の体重は、この顔写真から想像できる通り。ひざに負担をかけないためには、もう少し体重を減らさないといけないのはよく分かっているのですが、ついついアルコールの魅力に…。練習と節制の両立は実に難しいですね。(読者室・下谷博志)