お得なクレジットカード活用法
クレジットカード海外旅行利用-保障編
クレジットカードを持つことによって、海外旅行が便利になるだけでなく、犯罪・事故からのリスクを減らすことができます。クレジットカードの種類によっては海外旅行傷害保険が自動で付帯していること、日本より治安が悪い所でも現金を持ち歩かずにショッピングができることなどのメリットがあります。
特にうれしいのが、海外旅行傷害保険サービスです。クレジットカードに付帯する海外旅行傷害保険サービスを利用せず、自分で海外旅行傷害保険に加入する場合、一週間ほどの旅行でも何千円かの出費になってしまいますが、表にあるような海外旅行保険付永年無料クレジットカードなら無料で利用できます。しかも、何度旅行に行ってもそのたびに保障がつきます。
保険でカバーされる項目・保険金額・保険期間は一律のため、基本的に、保険金額を変更したり特約を付加するなどといったことはできません。また、クレジットカードの海外旅行傷害保険では「疾病死亡」はカバーされていません。海外で病気になって死亡した場合には保険金は支払われませんので注意が必要です。
○海外旅行障害保険付き永年無料クレジットカード
カード名 |
傷害死亡・後遺障害 |
傷害治療 |
疾病治療 |
救援者費用 |
賠償責任 |
携行品損害 |
GONZOカード ゴールド |
5000万円
(家族特約・2000万円) |
150万円 |
150万円 |
150万円 |
2000万円 |
50万円 |
NICOS郵貯カード
(新規発行停止) |
2000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額3,000 円 年間100 万円限度) |
ORICO発行カード
・Yahoo Master Card
・アット・ニフティパワーカードオリコ
・マツモトキヨシメンバーズクレジットカード
・ワタミふれあいカード
・モンテローザカード |
2000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額
3,000円) |
楽天カード |
2000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額
3,000円) |
NICOS VIASO カード |
2000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額3,000 円 年間100 万円限度) |
Excite Master Card |
2000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額
3,000円) |
プラスハッピーUCカード |
本人会員
家族会員 |
2000万円 |
150万円 |
150万円 |
100万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額3,000 円 保険期間中100万円程度) |
本人会員
のお子様 |
1000万円 |
100万円 |
100万円 |
100万円 |
1000万円 |
20万円
(免責金額3,000 円 保険期間中100万円程度) |
カード名 |
傷害死亡・後遺障害 |
傷害治療 |
疾病治療 |
救援者費用 |
賠償責任 |
携行品損害 |
UFJ VIASOカード |
2000万円 |
100万円 |
100万円 |
100万円
(保険期間中) |
2000万円 |
1旅行 20万円
保険期間中 100万円
限度
(1事故免責3,000円) |
TSUTAYA W カード |
1000万円 |
200万円 |
200万円 |
200万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額3,000 円 保険期間中100万円程度) |
カルワザカード |
1000万円 |
100万円 |
100万円 |
100万円 |
2000万円 |
20万円
(免責金額
3,000円) |
ソニーファイナンス発行カード
・My So-net Card(マイソネットカード)
・ぷららカード(プレメンバー)
・SEGA PASSPORT
・BIG ECHO club DAM MEMBERS eLIOカード |
1000万円 |
100万円 |
100万円 |
100万円 |
1000万円 |
10万円 |
SBIレギュラーカード
|
2000万円 |
200万円 |
- |
100万円 |
1000万円 |
- |
シティ クリアカード
|
1000万円 |
100万円 |
100万円 |
50万円 |
- |
30万円 |
DCカード Jizile
<ジザイル> |
1000万円 |
30万円 |
30万円 |
50万円 |
1000万円
(免責金額1,000円) |
10万円
(免責金額3,000円) |
イオンSuicaカード
|
500万円 |
50万円 |
50万円 |
- |
- |
- |
カード名 |
傷害死亡・後遺障害 |
傷害治療 |
疾病治療 |
救援者費用 |
賠償責任 |
携行品損害 |
※【GONZOカード ゴールド】はカードをお持ちでないご家族(家族会員として登録されていない家族)にも、最高2,000万円までの補償が付きます。【東急TOPインターナショナルカード】は、カード本人会員及び家族会員が補償の対象となります。【SBIレギュラーカード】は、カード本人会員と、同行の会員の家族の方も額面の50%を補償の対象となります。その他のクレジットカードはカード本人会員のみ補償の対象となります。
※【楽天カード】【UFJ VIASOカード】【SBIレギュラーカード】【シティ クリアカード】は利用付帯となっているので、公共交通乗用具または主催旅行の料金をクレジットカードで支払う必要があります。その他のクレジットカードは無条件自動付帯となっています。
※【カルワザカード】は、事前にお電話または専用ハガキでお申込された会員様ご本人が対象となります。尚、一度お申込いただくと、会員資格をお持ちの期間、適用対象となります。
※【Excite Master Card】 は出発日から30日間、【シティ クリアカード】【SBIレギュラーカード】は公共交通乗用具または主催旅行の料金を支払ってから90日間、それ以外のカードは出発日から90日間まで保障期間です。
自分のクレジットカードの海外旅行傷害保険の内容では不安だという人は、次のような方法で保障を上乗せすることができます。
(1)複数の海外旅行傷害保険付きクレジットカードを持つ
複数のクレジットカードを持つ事によって保障を上乗せすることができます。基本的に
各項目5000万円まで合算することができます。ただし、障害死亡・後遺障害の補償額は複数のクレジットカードを持っても上乗せされず、持っているクレジットカードの中で一番高い保障が適用されます。
SBIレギュラーカード・シティ クリアカードは公共交通乗用具または主催旅行の料金をカードで支払ってから90日間の保障期間がはじまるので、最初の期間は他の海外旅行保険付クレジットカードまたは通常の海外旅行保険などで行って、保障期限がきれそうになったらSBIレギュラーカード・シティバンク
クリアカードを使って保険を有効にさせることが可能です。SBIレギュラーカード・シティバンク
クリアカードをそれぞれ使うことによって海外旅行障害保険付き永年無料クレジットカードだけで最大180日間、両方使えば最大270日間保障期間を延ばすことができます。
ただし、SBIレギュラーカード・シティバンク クリアカードとも補償内容は貧弱なので注意が必要です。90日過ぎた後に両方のクレジットカードの補償を同時に適用させて補償内容をカバーするのも一つの手かと思います。
(2)海外旅行傷害保険付きクレジットカード会員専用の保険プランに加入する
クレジットカードの海外旅行傷害保険サービスの分は免責として、それ以上の保障を必要なだけ上乗せできるエース保険『Top Up Plan』を利用する手もあります。
この保険は、免責(自己負担)が高額に設定されてて、免責部分はクレジットカード付帯の海外旅行保険の保険金額にほぼ相当します。よって、免責部分はにはクレジットカードの保険が使えるので自己負担になりません。免責が高いため保険料は安くなります。
この方法なら、料金はかかりますがクレジットカードの保険だけや(1)の方法では全く保障されない「疾病死亡」の保障をつけることができるし、傷害死亡・後遺障害も保障を上乗せすることができます。対象となるクレジットカードが限定されているので注意して下さい。
その他、損保ジャパン【off!(オフ)】も、細かく保険条件を設定でき必要最低限の補償だけ安く上乗せできるようです。
自動付帯されているということで安心するのではなく、旅行中のリスクとその発生に対して必要な保障になっているかをきちんと確認し、もし保障が不足しているようであれば上記の方法で保障を補強しましょう。
また、万が一の場合はどこに連絡すればいいかもきちんと控えて出発しましょう。
この他にも、クレジットカードを持っていくメリットは、多額の現金を持っていくリスクを負わなくてすむということがあげられます。しかし、クレジットカードを持っていけば、いつでもクレジットカードで決済できるのし、いざとなれば海外キャッシングも可能なので、現金の所持額を最低限にする事ができます。だから、せっかく向こうの通貨に両替した現金が余ったので日本円に戻して、結局使わなかったのに為替手数料だけとられたという事を防ぐことができます。また、為替レートも概ね、クレジットカード決済の方が有利な事が多いようです。
ただし、不正請求・盗難など日本以上にクレジットカードの所有・利用に対するリスクが大きくもなります。必ず、これらのトラブルがあった時にどこに連絡をすればいいかを出発前に控えておきましょう。 |
|