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学生街で中華料理のチェーン店をよく見かける。店名にはたいてい「ギョーザの」のうたい文句がついている。学生らにとってギョーザ定食は、人気メニューの一つだ ギョーザは一般家庭でも手ごろな食品として食べられており、今や日本食のようなものである。それが中国からの殺虫剤入り冷凍品によって食中毒が出た。この殺虫剤は大量摂取すれば神経ガスを吸ったのと同じ症状になるという これまでにも中国からの輸入食品では、ウナギから抗菌剤が、インゲンや枝豆から殺虫剤や除草剤などが検出されるなど、たびたび農薬や毒物が見つかっている。それが健康被害が出る事態にまでなった。中国製品が安いのは、安全管理に金をかけてないからだ、と言いたくなる 昨年、日本国内で食品偽装が問題となった。しかし、「われわれの製品だと証明できるのか」と説明を拒む中国の製造元の社員に比べれば、偽装を明らかにした日本の経営者らが素直で善良にさえ見えてしまう 消費者の中国の食品に対する不信感は一層増幅した。中国製品が信頼を回復するのは容易ではないだろう。それは「偽装」というお手本が示している。
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