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グッドウィル 2重派遣認識か

この事件は、「グッドウィル」から労働者の派遣を受けた東京の運送会社「東和リース」が、人材派遣業の許可がないのに労働者を別の会社に2重派遣していた疑いがあるもので、警視庁は31日、関係先として「グッドウィル」の本社などを捜索しました。2重派遣された労働者は、安全面から労働者の派遣が法律で禁止されている船の上での荷物の積みおろし作業などをさせられ、関係者によりますと、「グッドウィル」から日給に上乗せして500円の業務手当を受け取っていたことがわかりました。こうした手当は本来の派遣先の「東和リース」での仕事では支払われないもので、労働者は船で作業した日は手当を請求するため、「グッドウィル」側に「きょうは船でした」などと報告していたということです。警視庁は「グッドウィル」が労働者の2重派遣を認識していた疑いがあるとみて調べを進めています。今回の2重派遣は、労働者の20代の男性が去年2月、船の上での荷物の積みおろし作業中、足の骨を折る大けがをしたのをきっかけに発覚しました。派遣労働者の支援活動にあたり、男性から相談を受けた「派遣ユニオン」の関根秀一郎書記長は、「男性が本来、労働者の派遣が禁じられている港での荷物の積みおろし作業にあたっていたことをグッドウィルも把握していたはずだ。男性は事故で足に障害が残り、きちんとした補償を求めている」と話しています。
もどる2月1日 6時10分
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