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【記者ブログ】食の安全学再び:毒ギョーザ事件、中国側の言いぶん、きいてみる? 福島香織 (1/3ページ)

2008.2.1 01:18

■今年は食の安全学ではなくて、環境の安全学とか、別のテーマに切り替えようとおもっていたんですけど、またもやこんな事件が起こってしまうと、このテーマでかかざるを得ないです。きょう31日、この事件の主管部門、国家品質監督検査検疫総局の記者会見にいってきました。事件発覚翌日ですよ。5年あまり北京にいて、中国製品による健康被害問題は2002年の御芝堂ダイエットカプセル事件から取材しきましたが、事件発覚後の翌日の素早さで、当局側が記者会見って、初めての経験です。

■しかも、会見冒頭、劉徳平報道官は「まず、李長江総局長にかわって、日本の消費者の食品中毒による影響を心配し、心より彼らの早期回復を願います」と挨拶ですよ。こんな殊勝な台詞を、中国当局者の口から聞いたのはじめてざんす〜。一昔前は「人死んでいないのに、メディア騒ぎすぎ」とか「中国側の責任とは限らない」とか言いかねませんでした。五輪を目前にひかえ、いかに中国がこの事件の処理に腐心し、国際世論の中国攻撃をさけるかに苦慮しているか、うかがえる対応です。今回の記者会見は、いちおうこれまでの反省を生かしたという点で、福島、合格点をさしあげたいと思います。では、その様子をほぼ全部アップ。

■中国国家品質監督検査検疫総局の言い分きいてみる?

今回は殊勝にせめてみました。

サンプル検査の結果は午前3時に知ったよ、

夜中までかんばってます!

■会見は北京市海淀区の同総局建物内で。参加者は劉徳平・同総局報道官(司会役)、王大寧・輸出入食品安全局長、あと専門家の儲暁剛・中国科学検査検疫学院食品安全研究所副所長。

■劉:本日は日本で発生した食品安全中毒事件に関する記者会見を行います。(参加者を紹介)。会見の前に、李長江総局長に代わって言うことがありあます。日本の一部の消費者が食品中毒により影響を受けたことを心配し、心より彼らの早期回復を願っております。 では、会見をはじめましょう。まず王局長から状況を説明します。

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