JT会見の一問一答 ギョーザ中毒事件 |
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日本たばこ産業(JT)、ジェイティフーズ、日本生活協同組合連合会(日本生協連)が30日に開いた記者会見の一問一答は次の通り。 「同一工場で製造されている全商品について自主回収する。お客さまは決してお召し上がりにならず、お手数だが私どものところに送っていただきたい」 −商品のチェック体制はどうなっていたのか。 「細菌を調べたり、実際に食べるなど通常の検査では全く異常なかった。化学物質の検査はしていなかった」 −回収手段は。 「生協での共同購入は、買った組合員を特定できるので個別に連絡し、店舗での販売分は供給中止して回収作業に入っている。ジェイティフーズはスーパーに納入しているが、明日の社告で周知する。業務用は卸業者に連絡して回収をお願いしている」 −問題があった商品の関連性は。 「同じ工場、同じライン。製造日は違う。工程上のトラブルがなかったかヒアリングしている」 −化学物質のチェック体制は。 「原料について年に1、2回残留農薬などの検査をしている。加工品については最終製品の検査はしていない」 −製造工程で有機リン系の殺虫剤が混入する可能性は。 「製造工場の防虫のために定期的に薫蒸をすることがあるが、関連は調査中」 −これまで天洋食品の製品で問題は。 「毛髪の混入やシール不良などがあった。健康被害のクレームはない」 −千葉市で最初の被害が出た段階で対応していれば良かったのでは。 「何が起きているのか検査で発見できなかった。洞察が足りなかった」 −天洋食品を取引先に選んだ理由は。 「ギョーザなどを作る能力や品質について問題がないということでお付き合いしている」 −公表が今日なのは。 「12月28日の(千葉市の)件と1月5日の(兵庫県高砂市の)件を個別に把握し、保健所と検査して調べている中で、明確にこの商品(が原因)と特定できなかった。昨日、千葉県警から同じ工場、同じロットのものがあると報告があり、発表しないといけないとなった。今日になったことについては認識が甘かったと反省している」 −過去に有機リン系の殺虫剤「メタミドホス」が検出されたことは。 「今回の商品で出たことはあった。」 −チェック体制は変えるのか。 「どういうチェックができるか考えていかないといけない。いま一度見直しを進めていきたい」
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(初版:1月30日22時24分)
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